肌のバリア機能が低下すると、衣類と肌の摩擦や、汗などによるムレなど、ちょっとした刺激でも皮膚に炎症がおこります。炎症がおこると皮膚が赤くなって腫れたり、かゆみがでたりします。
特に赤ちゃんは皮膚のバリア機能が弱く、大人に比べて皮膚が薄くなっています。そのため、炎症などの肌トラブルもおこりやすいのです。
今回は、赤ちゃんにも使用できる皮膚炎の治療薬・コートf MD軟膏の効果や副作用について説明します。
効果
コートf MD軟膏には、皮膚の炎症やはれをおさえる働きがある外用ステロイド剤のプレドニゾロンが配合されています。プレドニゾロンは外用ステロイド剤の中でも、効き目がやさしいタイプです。
大人の皮膚の薄い部分や赤ちゃんの薄い皮膚は、薬剤が浸透やすく効き目が出やすいため、効き目のやさしいステロイド剤でも十分効果があります。
同じく配合されているグリチルリチン酸はカンゾウ由来の成分で、炎症や腫れを抑える働きがあります。クロタミンとジプカインが不快なかゆみや痛みをおさえます。
クロルヘキシジン塩酸塩には殺菌作用があり、患部の細菌を殺し、患部が化膿することを防ぎます。効能としては、湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫刺され、蕁麻疹、しもやけなどの症状をしずめるのに効果があります。
使用方法は、1日1~4回・適量を患部に塗布してください。症状にあわせて塗布する回数を調整してください。症状がよくなってきたら、塗布する回数を減らしましょう。
副作用
コートf MD軟膏はステロイドを含むお薬ですが、局所的に使用するためステロイドによる副腎機能抑制といった副作用がおこる心配はありません。
皮膚に発疹や発赤、かゆみ、ヒリヒリ感、熱感などや水虫・たむし等の白癬や化膿症状、持続的な刺激感といった症状が見られた場合には、副作用の可能性があります。
これらの症状がみられた場合は、すぐに使用を中止して医師や薬剤師、登録販売者に相談してください。長期連用すると皮膚が薄くなったり、皮膚の血管が拡張したりすることがあります。
5~6日間使用しても症状が改善しない場合には、薬剤師に相談するか医師の診察を受けるようにしましょう。
まとめ
ステロイド剤は副作用が心配で使用するのをためらう人がいますが、お薬の選び方や使い方を間違わなければ、炎症をおさえる効果がある良いお薬です。赤ちゃんの薄い皮膚なら、効き目のやさしいステロイド剤でも十分に炎症をおさえる効果があります。
お薬を使わなかったり、かゆみをおさえる成分だけしか入っていないお薬を使い続ける方が、かえって炎症を悪化させたり、皮膚の状態を悪くしたりします。
ステロイド剤には効果の強い種類のものと弱い種類のもがあります。症状や塗布する部分、使用する人の年齢や肌の状態にあった薬の種類(強さ)を選びましょう。
