風邪の初期症状はくしゃみ、鼻水、咳などから始まることが多い傾向にあります。風邪をひかないためには日頃の生活習慣を整えることが大切ですが、万が一風邪をひいた時は早めに薬を内服することで症状が悪化せず回復も早まります。
総合感冒薬は種類が多くありますが、パブロンS錠は5歳以上から内服可能なため家庭に常備しておくと便利な風邪薬です。今回は、パブロンS錠の効果や副作用について解説します。
効果
パブロンS錠は、9つの有効成分を配合した総合感冒薬です。主に風邪の諸症状に効果を発揮し、咳や痰、喉の痛み、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛みなどに効果があります。
有効成分のブロムヘキシン塩酸塩は痰を出しやすくして咳を鎮めてくれます。ジヒドロコデインリン酸塩は咳が発生する神経に働きかけて咳が出るのを抑えてくれ、dl-メチルエフェドリン塩酸塩は気管支拡張作用で呼吸を楽にしながら咳を鎮めてくれます。
アセトアミノフェンは熱や痛みを取り除く解熱鎮痛効果があり、リゾチーム塩酸塩は粘調度のある痰を柔らかくして鼻の炎症を鎮めてくれます。
マレイン酸カルビノキサミンは鼻の症状に働きかけ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状を緩和したり、無水カフェインは頭痛を鎮めるほか、有効成分がスムーズに働くように作用する役割があります。
その他、ビスイブチアミン(ビタミンB1誘導体)やリボフラビン(ビタミンB2)は風邪で消耗しやすいビタミンを補給してくれます。
5歳以上から内服可能で、5歳〜10歳までは1回1錠、11歳〜14歳は1回2錠、15歳以上は1回3錠を1日3回食後に内服します。風邪をひいた時、早めに内服すると症状が和らぎ回復も早まるでしょう。
副作用
パブロンS錠は内服薬のため注意を守らないと副作用が起こることがあります。副作用として、皮膚の発赤や発疹、痒み、消化器系では悪心や嘔吐、食欲不振など、その他、めまいや排尿困難などが見られることがあります。
重篤な副作用はほとんど見られませんが、内服してすぐに蕁麻疹や皮膚や喉の痒み、声のかすれ、くしゃみ、息苦しさ、動悸、意識混濁などショック症状が現れたら医師の診察を受けるようにして下さい。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死症では高熱や目の充血、目やに、唇のただれ、喉の痛み、皮膚の広範囲に発赤や発疹などが症状として現れます。
肝機能障害は発熱や発疹、全身倦怠感、褐色尿、黄疸などが見られ、腎障害では発熱、発疹、尿量減少、全身の浮腫みなどに注意しましょう。
間質性肺炎や喘息など空せきや息苦しさ、発熱など症状がある場合は医師の診察を受けるようにして下さい。パブロンS錠は鶏卵アレルギーのある方や解熱鎮痛剤を内服して喘息を起こした既往のある方の内服は避けるようにします。
また、パブロンS錠と併用して抗ヒスタミン剤や他の風邪薬を内服すると副作用に繋がります。甲状腺機能障害、糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障と診断されている方は医師の指示に従い内服するようにして下さい。
高齢者や妊娠中、妊娠の可能性のある方、排尿困難など症状のある方は医師や薬剤師に相談してから内服するようにしましょう。
まとめ
疲労やストレス、睡眠不足など体の免疫力が低下した時に風邪などひきやすくなります。風邪をひかないためには日常から規則正しい生活や栄養の良い食事を摂ることは大切ですが、手洗いやうがいなど基本的なことも風邪の予防には重要です。風邪をひいてしまったときは早めにパブロンS錠を内服して健康な体を取り戻しましょう。
