
40歳以上の日本人では50%以上が歯肉炎や歯槽膿漏といった歯周病にかかっているといわれています。
歯周病は口の中にいる原因菌が増え、それらの菌が出す毒素によって歯肉に炎症をおこしたり、ひどくなると歯を支えている骨を溶かしたりする恐ろしい病気です。
歯周病を放置していると歯が抜けてしまい、そのままでは食べ物を十分に咀嚼することができなくなります。歯を失う原因は虫歯よりも歯周病の方が多いのです。
また、歯周病のある人は糖尿病や心筋梗塞になるリスクが高くなるともいわれています。今回は、歯肉炎や歯槽膿漏といった歯周病の治療薬・アセスの効果や副作用について解説していきます。
効果
アセスは歯ぐきからの出血や腫れ、口臭、発赤、口のねばり、歯ぐきからの膿などの歯肉炎や歯槽膿漏の諸症状を緩和します。主な有効成分は生薬由来の次の3つです。
カミツレチンキ
主成分のカマズレンとアズレンには抗炎症作用と抗菌作用があります。歯ぐきの腫れや発赤をおさえ、歯周病の原因菌を殺菌することで化膿を鎮めます。
ラタニアチンキ
主成分のタンニンとラタニンには抗菌作用と止血作用があります。原因菌を殺菌するとともに歯ぐきからの出血を止め、歯ぐきをひきしめます。
ミルラチンキ
ミラルチンキに含まれるフェノール性樹脂や樹脂酸には、歯ぐきの腫れを鎮める作用があります。また、基材には歯の汚れを落とす効果や口内が酸性になっている場合に中和する作用があります。
使用方法は適量(1.0g・約3cm)を歯ブラシにつけ、朝晩の1日2回歯肉をマッサージするように磨いてください。歯みがきをする要領でブラッシングした後、水ですすいでください。
副作用
アセスは体内に取り込む薬ではないので、通常の使用では副作用の心配はほとんどありません。ただし、使用後に皮膚の発疹・発赤、かゆみなどの症状が出た場合には副作用の可能性があります。こういった場合には、直ぐに使用を中止して医師や薬剤師に相談してください。
まとめ
人間の口の中には300~500種類の細菌が住み着いていて、そのうち一部の細菌が歯周病の原因となります。
毎日きちんと歯みがきをしていても、口の中の細菌をゼロにすることはできません。しかし、丁寧に歯みがきをする習慣をつけることは歯周病の予防や悪化を防ぐことに有効です。
喫煙や不規則な生活、栄養の偏った食事、ストレスや疲労からくる免疫力の低下なども歯周病を悪化させる原因になります。
歯周病の予防のためにはきちんと歯みがきをすることはもちろんですが、生活習慣も見直してみてはいかがでしょうか。