
夏場の汗や蒸れによるあせもや湿疹、虫刺され、冬場の乾燥によるかゆみ、蕁麻疹、皮膚のトラブルは一年中尽きません。
特に子どもの場合は皮膚が薄く、無意識のうちにひじの内側や手首をかきむしって、血が出てしまったということもあるかと思います。
病院まで受診する時間がない場合、市販薬であるステロイド外用剤を試してみるのもよいでしょう。今回は、そんなステロイド外用剤の1つ、ワーボンプラス軟膏について紹介させていただきます。
効果
ワーボンプラス軟膏は、田辺三菱製薬から出されており、現在は製造中止(2015年10月~)となっていますが、在庫があればインターネットなどで購入可能です。
2015年4月より同企業から販売開始された「コートf MD軟膏」の成分組成が全く同じですので、ワーボンプラス軟膏と同様の効果が得られます。
電話で問い合わせたところは、年齢によって、皮膚の厚さや皮脂分泌などのバリア機能には違いがあることに着目し、この治療薬に切り替えることにしたそうです。
コートf MDは、コートfシリーズの中で、赤ちゃん用の皮膚治療薬として販売しています。ですから、ワーボンプラス軟膏も赤ちゃん(6ヶ月~2歳が目安)の皮膚トラブルにもやさしく効くお薬です。
このお薬は、かゆみ,あせも,皮膚炎,蕁麻疹,虫刺され,しもやけに効果のある白色から微黄色の軟膏剤です。
合成副腎皮質ホルモンであるプレドニゾロンが配合され、炎症を抑えるためのグリチルレチン酸、かゆみ止めのクロタミトン、局所麻酔薬であるジブカイン、そして殺菌消毒効果のあるクロルヘキシジン塩酸塩も含まれます。
1日1~4回適量を患部に塗布しましょう。カサカサした患部にも、ジュクジュクした患部にも使用できる、のびのよいお薬です。
ステロイド剤というとマイナスのイメージがありますが、プレドニゾロンはステロイド剤の中でも弱いランクです。正しく使用すれば、短期間で炎症を止める効果が期待できるでしょう。
副作用
長期連用した場合には、皮膚が薄くなったり、皮膚の血管が拡張したりすることがあります。また、水虫などの感染を起こしている部位に塗ってしまうと症状が悪化してしまうことがあります。
皮膚の薄い顔面部分についてはお薬の吸収される度合いが高いため、広範囲の使用は避けましょう。
まとめ
どの薬にも言える事ですが、不安な場合は、自己判断せず、皮膚科に受診しましょう。5〜6日使用しても症状がよくならない場合は、使用を中止し、皮膚科に受診してください。
また、ワーボンプラス軟膏と同じ成分でできた「コートf MD軟膏」については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。