
レクサプロは、うつ病やうつ状態、パニック障害、社会不安障害などの際に、処方されることのある抗うつ薬です。
なんとなくやる気がでなかったり、行動を起こしてもその後落ち込んで悲観的な考えばかり浮かんでしまったりして、常に不安やストレスにさらされていて、社会生活に支障があるような精神状態に効果的な薬です。
ここでは、レクサプロ錠の副作用としてよく聞かれる離脱症状や眠気、太ることはあるのかについてまとめています。
レクサプロ錠とは
レクサプロ錠は、日本では、2011年8月から使われるようになった抗うつ薬です。選択的セロトニン再取り込み阻害薬といわれ、シナプスでセロトニンの再取り込みを阻害する作用により、セロトニン濃度を上げることができる薬です。
うつ病は、その人が本来持っている性質、環境因子のストレスなどが関係しますが、その他にも、脳の神経伝達物質の量が減っている異常も伴っていることが分かっています。
神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンは、やる気を出したり、気分や考え方を安定させたりするために大切な役割を果たしています。
人は過度なストレスなどがかかると、精神活動も行っている脳の前頭葉の血流低下がみられ、神経細胞の働きも低下し、セロトニンなどの分泌量も減少することがあります。レクサプロは、このようなうつ状態を改善するために有効な薬です。
レクサプロの離脱症状について
抗うつ薬などを急に中断すると、めまいや吐き気、頭痛や精神不安定などのさまざまな症状が起こることがあり、このような症状を離脱症状といいます。
通常は、1/2錠にし、その後1/4錠へというように少しずつ様子をみながら、医師の支持のもと数週間から数ヶ月をかけて減薬することで、離脱症状で悩まされることを防いでいます。
レクサプロは、抗うつ薬の中でも、比較的離脱症状が出にくいといわれていて、服用を中止する際は、漸減漸増をしなくても、ほとんど問題はないと言われていますが、自己判断は難しいので、主治医と相談し判断してもらいましょう。
レクサプロを服用すると眠くなる?
レクサプロは、抗うつ薬の中で副作用は比較的軽い薬剤といわれています。いちばん起こりやすい症状としては吐き気があり、続いて傾眠、頭痛、口渇、めまい、下痢などがあります。
医学的に傾眠とは、周りからの刺激があれば覚醒することができますが、またすぐに意識が混濁してしまう状態です。副作用はどんな薬でもありますが、その症状がほとんど出ない人もいれば、強く現れる人もいます。
レクサプロを服用している人でも、眠気は感じないという人や眠くて昼間の生活に支障が出ているという人もいることは事実です。
薬の反応作用は、個人の体質と関係するので、生活に支障が出るほどの眠気に襲われるようであれば、無理せず医師に相談しましょう。
レクサプロを服用すると太るって本当?
レクサプロの副作用に体重増加があります。体重が増加してしまう原因には、セロトニン受容体遮断作用により満腹中枢への刺激が少なくなり、グレリンの分泌が促進されて食欲が亢進するというものがあります。
グレリンとは、ペプチドホルモンで、成長ホルモン分泌を促進させる働きや、体脂肪の利用が抑制されてしまう作用が出ることがあります。
ストレスを受けただけでも、グレリンの分泌が促進されるというデータもあります。グレリンが多く分泌されると、結果的に体重の増加につながってしまいます。
まとめ
レクサプロは、抗うつ薬の中では、副作用の軽い薬として認知されています。精神不安定な症状の緩和に、ほとんど副作用もなく服用し日常生活が過ごしやすく改善されている人は多くいます。
しかし、体質によっては、精神的な改善はあまり変化がみられないという人や、副作用が強く出る人もいます。
吐き気などは、同時に吐き気止めを処方してもらったり、太りやすい副作用も認知した上で、からだに良い食品選びや軽い運動なども取り入れたりしながら、医療機関と相談し、その都度無理せず症状改善をおこなっていきましょう。