
ヒベルナは長年使用されている薬剤で3つの役割を持つ薬です。幅広い分野の症状に使用できアレルギーやパーキンソン症状、制吐剤として使用されています。今回は、ヒベルナの効果や副作用について解説します。
効果
ヒベルナはプロメタンジン塩酸塩を有効成分とした抗ヒスタミン剤です。
振せん麻痺やパーキンソン症状、麻酔の前投与、人口(薬物)冬眠、風邪による咳や花粉症などのアレルギー性鼻炎に伴うくしゃみや鼻水などを緩和する作用があります。
そのほか湿疹や皮膚炎、薬疹、皮膚掻痒症、蕁麻疹、乗り物酔いなどの治療にも用いられます。薬の持つそれぞれの作用でアレルギー症状や吐き気止め、パーキンソン症状など幅広い分野に使用できる薬です。
アレルギー症状には肥満細胞から放出されるヒスタミンの受容体を遮断することでくしゃみや鼻水、皮膚の痒みなどのアレルギー症状を抑えることができます。
抗コリン作用や抗セロトニン作用は精神安定に作用する物質に働きかけることで鎮静作用や吐き気を抑えるなど効果が期待できます。
またパーキンソン症状はアセチルコリンが大量に出ている状態なのでヒベルナの抗コリンの働きで振戦麻痺やパーキンソン症状の治療に用いられます。
1日1回〜3回経口投与することで効果が実感できるでしょう。薬剤の量は年齢や症状によって増減します。
副作用
ヒベルナは幅広い分野で薬の効果を期待できますが、副作用も出やすくなっています。
主な副作用として、眠気や口の渇き、頭痛などが見られることがあります。そのほか、めまいや倦怠感、興奮や痙攣、不眠、悪心・嘔吐、食欲不振、血圧の変化、肝障害など起こることがあります。
特に抗精神病や抗うつ病をヒベルナと併用して内服している場合は、重大な副作用として、稀に悪性症候群を発症することがあります。
発熱や意識障害、嚥下困難、不随意運動、頻脈、血圧の変化など症状が見られる場合は悪性症候群が疑われますので内服を中止して体を冷やしたり、水分補給など適切な処置を行うようにして下さい。
また副作用の症状が改善されないときは速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。
ヒベルナを2歳未満の乳児に投与すると乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作を起こす恐れがあるので投与は禁止となっています。
緑内障や前立腺肥大症の方は眼圧が上昇したり、排尿障害を起こすなど症状が悪化することがあるので内服はしないようにしましょう。
まとめ
ヒベルナはアレルギーやパーキンソン症状、吐き気止めなど幅広く応用できるのが特徴です。抗ヒスタミン作用や抗コリン作用、抗セロトニンの作用で中枢神経に働きかけ鎮静効果を得ることもできます。
現在では様々な薬剤が開発されヒベルナは第1選択薬として使用することは少ないですが、パーキンソン症状や他の薬でアレルギー症状が治まらない時に使用すると効果が得られる薬です。