
痒み、痛み、不快感。悪化してしまうので下手に刺激を与えられない「ものもらい」ですが、ものもらいになったとき、どのように対応していますか?
間違った対応をしてしまうと、場合によっては治療に大掛かりな方法が取られることもあります。そこで、今回はものもらいは自然治癒するのかという点について説明していきます。
ものもらいの原因とは
ものもらいの原因となるのは、主にブドウ球菌をはじめとした細菌による感染です。このケースではものもらいは医学的に「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼んでいます。
細菌感染によって引き起こされるものもらいは、刺激を与えると、感染範囲が広がってしまうので下手に刺激を与えてはいけないと言われています。
ものもらいには、もう一つ原因があり、まぶたに存在しているマイボーム腺に皮脂などの汚れが詰まってしまうことで起きる「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と呼ばれるものもらいがあります。
こちらの場合、痒みや痛みが出るという点では麦粒腫と同じですが、「しこり」のように膨れることが異なります。
ものもらいは自然治癒するのか?
ものもらいには2種類ありますが、どちらの場合でも軽い症状なら自然治癒で治ってしまいます。麦粒腫の場合、目の免疫機能によって細菌が洗い流されていきます。
霰粒腫の場合は、ひどい詰まりでなければ気づいたら「しこり」が表面化する前に、違和感が無くなるという形で自然治癒することもあります。
ものもらいの注意点
症状がなくなったから完治したと言えないのがものもらいの厄介なところです。
麦粒腫の場合、患部が赤くなっていたりその周辺に違和感が出ることで、自覚しやすいのですが、霰粒腫の場合、症状を自覚できないことも珍しくないのです。
細菌感染とは違って、マイボーム腺が詰まるだけですから、痛みや違和感が無いことも多いのです。そして気づいたら、まぶたに大きな「しこり」ができていることもあります。
霰粒腫のものもらいになりやすいのは、比較的女性が多いです。
アイシャドウなどによってマイボーム腺を塞いでしまうことが多いので、しっかりとメイクを落としていなかったりすると、霰粒腫ができやすくなってしまいます。
ものもらいの予防法
霰粒腫を予防するには、目の周辺を温めてあげることが一番です。
また入浴などで全身を温めてやることで、新陳代謝を活発にするとマイボーム腺の詰まりを除去できることもあります。女性の場合は、正しい方法でメイクをしっかりと落とすことも重要です。
麦粒腫は、細菌感染によるものですが、目に感染するケースは、洗っていない手で目をこするというケースです。
外から帰ってきたら、手洗いをする習慣を身に付けていないと麦粒腫に罹りやすくなってしまうので注意しましょう。
最後に
ものもらいは軽い症状ならば、自分の免疫力によって治癒していきますが、抵抗力が弱っている場合は症状が悪化してしまいます。
また霰粒腫が酷くなると、マイボーム腺に膿が溜まり、切開して除去する必要が出てきます。日頃からのケアを大事にしていってあげるように心がけていきましょう。