
赤ちゃんが誕生することはとても喜ばしいことです。周りの人から祝福されて幸せいっぱいなのはわかっているのですが、赤ちゃんが生まれたその日から大変な子育てが待っています。
はじめてのお子さんならなおのこと、こんなときにはどうしたらいいのかと迷うことがたくさんあると思います。今回は、そんなお母さんたちの悩みのひとつ、乳児湿疹が母乳や食事で起こる可能性について調べてみました。
目次
乳児湿疹って何?
乳児湿疹とは、赤ちゃんの顔などに出来る赤いプツプツとした湿疹です。乳児湿疹の中でもよくいわれているのが、乳児脂漏性湿疹です。
脂漏性湿疹は生後1ヶ月くらいから出始めますが、月齢が上がるにつれて良くなることがほとんどです。
しかしアレルギーやアトピーが原因になる湿疹も乳児湿疹と呼ばれることもあることから、一概に全ての赤ちゃんが治るとは言い切れない部分もあります。
ただ生まれたばかりの赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、ちょっとしたことで湿疹ができやすくなってしまうのです。
乳児湿疹の原因
母乳
全ての脂漏性湿疹の原因が母乳だとは言い切れませんが、たくさんある原因の中のひとつにはなります。脂肪分の多い食事や甘いお菓子、乳製品などをたくさん摂取するとそれがそのまま母乳に出てしまいます。
そうすると母乳の質が悪くなり、赤ちゃんの乳児湿疹の原因になることもあるといわれています。
乾燥
冬の寒いときなどの暖房器具の使用で、赤ちゃんの肌が乾燥して湿疹ができやすくなってしまいます。加湿器をつけるなどの対策をしましょう。
あせも
これから暑くなると赤ちゃんはあせもができやすくなります。赤ちゃんの体温は高いので、部屋の風通しをよくし、必要ならエアコンをつけて涼しくしましょう。
アレルギーやアトピー
まだ小さい赤ちゃんだと、湿疹だけを見てアトピーやアレルギーが原因と言い切れません。あまり神経質にならずに、肌を清潔に保って様子を見ましょう。
なかなか治らなかったり、ぐずることが多いようなら小児科や皮膚科で相談してください。
お母さんの食事について
お母さんの食事が原因で、質の低下した母乳を飲ませるのは乳児湿疹の原因のひとつになるといわれています。ではお母さんはどんな食事をすると良いのでしょうか。
なるべく避けた方が良いもの
- 天ぷらやトンカツなどの揚げ物
- 油の多い中華料理
- バターやチーズ、生クリームなどがたっぷり使ってある洋食
- ケーキやチョコレートなどの甘いお菓子
- 牛乳や乳製品
- 添加物の多い食品
- 小麦、餅
- イクラ、タラコ
食べても良いもの
- ごはん
- 白身の魚や鶏むね肉、赤身の豚肉
- アクの弱い野菜
- 番茶や紅茶
まとめ
バランスの取れた食事をすることで、赤ちゃんに与える母乳の質も良くなってきます。しかしあまり神経質になるとかえって良くありません。無理をせず、出来ることから少しずつ変えていくと良いでしょう。