
今や身近な病気となった「うつ病」。しかし、定義や色々なものもあり、よく理解されていないのも現状です。「診断テストもいまいち信用ならない」と思ってしまう方も多いと思います。今回は、うつ病の症状について解説していきます。
うつ症状チェックリスト
まずは、「うつ症状」という状態があり、それが2週間以上続いた場合にうつ病と診断されます。うつ症状には、以下のようなものが挙げられます。
- ご飯がおいしくない、食べれるものが限られる。(いわゆる偏食)
- 朝どうしても起きられない。目がさめても体が重くて言うことをきかない。
- 動かないと、という気持ちはあるが動けない。一日中ベットからでられないケースも。
- よく眠れるわけではなく、寝起きがすっきりしたことが1ヶ月近く1回もない。
- どうせだめだ、と消極的になりますますうごけなくなる。
- 好きなことに対しても根気がなくなる。すぐ飽きてしまう。
などといった症状です。思い当たる項目がある方は要注意です。
うつ病の特徴は?
重要な点は「ちゃんと寝られているか」と「意思に対して体がどうか」ということです。特にほとんどの場合、うつ病と医者が決定付けるのは「不眠」の要素が多いです。
仕事にいっていても家では何もせず(できず)、ご飯も食べずにすぐ寝てしまう、しかし、「一見寝ているが、実は寝られていない」といったうつ病患者もいたそうです。
もう1つの方は、動きたいのに動けない、それが辛い、そう感じたらほぼうつ病だそうです。家族など周囲の人は分かりづらいでしょうが、当人は怠けているわけではないのです。
動ければちゃんと動きます。動けないから辛いのです。体と精神の不一致は人間をとても苦しめます。
筆者は実はうつ病と診断され半年がたちます。それまでは毎日朝七時に起きて学校に行き、夕方まで授業をうけた後にアルバイトに向かい、帰りは夜の二時、といった生活を一年以上続けていました。
ですが、夏休み後に睡眠サイクルが崩壊したと同時にうつ症状に苦しみ、一時期はまともな生活ができなくなりました。
現在は治療を受け、通院も少なく済んでおり薬にもさほど頼っていませんが(単に疲れて投薬を忘れているだけですが・・・)
現在、体力が落ちたこともあり前のような生活はできなくなっています。(ちなみに私の場合は今までの生活が原因と周囲に本当怒られましたね・・・)
最後に
実を言うとうつ病はじめ精神疾患は、脳の神経伝達が悪くなるものが多いため、神経科との関わりがとても強いです。実際神経科と精神科の両方を得てとした医者は多いです。
気持ちだけで体が動くとは限りません。2週間たっても調子が戻らない場合は神経科や精神科に電話してまず相談してみましょう。