
排尿時に痛みがあったり残尿感が合ったりしませんか?このような症状に心当たりがあるなら、膀胱炎を疑ったほうが良いでしょう。尿に濁りがあるなら、決定的とも言えます。
膀胱炎は症状が軽い場合は、自然治癒されることもありますが、適切な処置をしていないと悪化するだけです。ここでは、膀胱炎の治し方について紹介していきます。
トイレを我慢しない
膀胱炎になると排尿するときに痛みがあるので、トイレにいくのを我慢してしまう人がいますが、それは逆効果です。
膀胱炎の原因は膀胱が細菌感染を起こしていることなので、細菌を排出するためには、トイレを我慢せずに尿を出してしまった方が効果的です。
膀胱に侵入した細菌は尿と一緒に体外へ排出されるので、できるだけトイレに行く回数を増やしたほうが治癒に向かっていきます。
抗生物質を処方してもらう
膀胱炎は、自然治癒させるのは難しいものです。そのため、病院で薬を処方してもらいながら治療を進めて行ったほうが効率が良いのは明らかです。病院では、抗生物質が中心に処方されます。
細菌の種類によって処方される抗生物質が変わることがありますが、治療方法自体に大きな違いはありません。それとともに免疫力を高めるための生活改善指導が行なわれることもあります。
抗コリン薬で排尿を促す
トイレに行く回数が少ない人の場合は、抗コリン薬などで排尿を促すような治療方法が取られることもあります。
先に触れたように、膀胱炎の原因菌となっているものを体外へ排出させることが治療の方針ですから、トイレは我慢せずに行ったほうが治療も早いうちに終わることになります。
そのためトイレに行く回数が少ない人には利尿作用がある薬が処方されることがあります。
鎮痛剤で痛みを緩和する
膀胱炎が酷いものになると、痛みも悪化します。排尿時、排尿後に痛みを感じることが多くありますが、悪化すると腰や背中まで痛むようになり、別の病気を誘発することがあります。
また、痛みが酷いばかりに、トイレに行く回数が減ってしまい治療がうまく進められないこともありますので、それを防ぐためにも鎮痛剤で痛みを緩和させることがあります。
まとめ
膀胱炎を予防するためには、清潔さを保っておく必要があります。
原因菌は、尿道を通じて膀胱へと侵入することが多く、女性の場合は、男性よりも尿道が短いため膀胱炎にかかりやすい人が多くいます。
また、妊娠中も膀胱が空になることが少ないことから膀胱炎になりやすいので注意が必要になってきます。清潔さを適度に保っておくことが膀胱炎予防の第一歩です。