男女、そして子どもから大人まで誰もが発症する可能性のある皮膚病、それが水虫です。進行すると、治療が困難になったり、長期間になったりする場合がありますので、できるだけ早く治したいと思いませんか?今回は、水虫の初期症状とそれに対する対策について調べました。
水虫の初期症状
そもそも、水虫は「白癬菌(はくせんきん)」と呼ばれるカビの1種が肌に感染することで起こる病気です。しっかりと毎日洗っていれば、予防もできる病気です。
しかし、長時間同じ靴下や靴、洗わずにスリッパを使い続けていたりすると、水虫が肌に感染しやすい環境になってしまいます。気が付いた時にはもう立派な「水虫」になっている場合もしばしばあります。
以下に、自覚できる症状をまとめました。
かゆみ
水虫になった時、一番最初に自覚できる症状がかゆみです。原因となる白癬菌が肌の中に入り込んでいく最中に、体の方も免疫で対抗しています。この免疫物質が肌の奥の血管や神経を刺激し、かゆみが生じると言われています。
水ぶくれ
かゆみが続いているということは、常に免疫物質が肌の奥の血管や神経を刺激している状態にあるということです。これがしばらく続くと、細かい水ぶくれが出来てきます。大きくなることもありますよ。
皮剥け
かゆみ、そして水ぶくれが進む状態は炎症が繰り返し起こっている状態でもあります。かゆみが強いとついつい掻きむしってしまうもの。
しかし、掻くことで皮がむけたり、水ぶくれによってふやけることで皮がむけることがあります。こうなると、かゆみもどんどん増していきますので、早めの対処が必要となります。
水虫の初期症状への対策
水虫の初期症状についてはご紹介しました。しかし、このような症状がみられたらどのように対処すればよいのでしょうか。
清潔を保つ
とにかく、清潔が一番です。足が蒸れるような環境にいたり、外出等から帰った後は必ず足を洗うように心がけましょう。
靴や靴下も毎日履き替えることが大切です。また、バスマットやスリッパなどはしっかり洗う、フローリングは掃除しておき、素足で歩かないなどのちょっとしたことが水虫を悪化させないためにも重要なことなのです。
病院へ行く
自己判断による水虫の治療は、水虫を悪化させる可能性が大きいです。皮膚科などの専門医を受診して、しっかり診断してもらってください。症状に合わせた薬を処方してもらい、自宅で指示通りにきちんと塗布・服用しましょう。
治ったように見えても、実は白癬菌がまだ潜伏している可能性も十分にあります。専門医の判断に従って、勝手に薬をやめることがないようにすることが完治への最短ルートです。
まとめ
水虫は、しっかりと治療さえすれば完治できる病気です。もしも「水虫かな?」と思ったら、すぐに正しい対策を取りましょう。