
治りにくいといわれている水虫。男性だけでなく、女性も増加傾向にあり、誰でもなる可能性のある病気です。感染から早い時期に適切な治療をはじめれば3ヶ月から半年で治りますが、数年放置してしまった水虫はなかなか治りにくく、1年以上の治療期間が必要になります。今回は、水虫の治し方についてまとめていきます。
皮膚科での適切な診断治療
ブーツや革靴などでムレたり、スポーツの際足汗をたくさんかいたから、ということで水虫になるわけではありません。
水虫は「白癬菌(はくせんきん)」という「真菌(かび)」が感染し、皮膚の角質に根をはりながら繁殖していきます。
水虫が発症したということは、どこかで、白癬菌に感染してしまったということです。足の水虫は、趾間型、小水疱型、角質増殖型の3つに分類されます。
趾間型
ジュクジュク系の水虫でかゆみがあり、水泡がむけて、足の指の間に炎症が起こるタイプです。
小水疱型
梅雨時期に症状が現れやすくかゆみが強く、小さな水泡の集まりがあったり、ちらばっていたり、足の裏や指の間に炎症が起きるタイプです。
角質増殖型
かゆみはありませんが、ひびわれや皮がむけるなどによる痛みがあります。かかとや足の裏などが乾燥するタイプです。
治し方は?
水虫の種類に合わせた殺真菌作用の薬を使用することが必要です。抗真菌薬には、菌を抑制する作用のものや、菌をなくす作用のものなどさまざまな種類があり、菌をなくす作用の薬は効果も高い反面強い薬のため、医師のもと管理された上での使用が必要となります。
日常生活での注意点
ドラックストアなどで市販されているものは、直接患部につける外用薬です。自己判断ではなく、お店の薬剤師さんに相談をし、症状にあった水虫の治療薬を購入するようにしましょう。
水虫にかからないためや、まわりの人にうつさないために日常生活でいくつか注意する点があります。
家庭内感染
家族に白癬菌に感染している人がいると、感染者が歩いたところには白癬菌に感染した角質がはがれ落ちていることがあり、他の人にも感染していく可能性があります。
床や畳、寝具、スリッパ、家の中にあるマット類など、特にいつも湿り気があるバスマットなどは洗濯や十分な乾燥をさせたり、家の床掃除などもまめに行ったりすることで、感染拡大を防ぎましょう。
外出先での感染
多くの人が裸足で歩くような場所の公衆浴場、ジム、プール、などの脱衣所などでは、白癬菌に感染するリスクが高くなります。
白癬菌が皮膚に定着するには12時間、角質層に入り込んでいくまでには24時間かかるともいわれているので、リスクの高い場所から帰宅したときには、いつものうがい手洗いだけでなく、足洗いもしておくと感染のリスクを低下させることができます。
ペットからの感染
ペットに感染する白癬菌もあり、人が接触し感染を起こす場合もあります。接触する時間の多い室内で飼っているペットなどは、定期的なシャンプーや動物病院での検査などのケアをしてあげましょう。
最後に
水虫の治療薬を使用すると、かゆみが治まったりしてすぐに症状が緩和されたような感じがしますが、白癬菌は表面だけでなく、角質層の中に根を伸ばした状態にあります。
見た目が改善されたからといって、自己判断で治療薬をやめてしまうと、元に戻ってしまいます。
市販の外用薬だけでは治療できず、内服薬も同時に服用が必要な場合もあるので、専門の医療機関を受診し、しっかりとした診断をしてもらいましょう。