
尿路結石ができると、非常に激しい痛みを伴うことは有名な話ですが、症状として表れるのは痛みばかりではありません。また、結石の位置によっては痛む場所が変化するのも特徴です。今回は、尿路結石の症状にはどのようなものがあるのかをまとめました。
疝痛 (せんつう)
尿路結石ができることで発生する痛みのことを、一般的に「疝痛」と呼びます。
痛み方は鋭いもので差し込まれているように痛むのが特徴で、ときには失神することもあるほどの激痛となります。とくに尿管や尿道に結石がある場合に起こる痛みです。
わき腹、腰、下腹部にかけて発生することが多く、酷くなると腹部から太ももの内側にかけて痛みが発生します。結石が膀胱内にあるときは鈍い下腹部痛、腎臓内にあるときは鈍い腰痛などの症状が見られることもあります。
血尿・頻尿
尿路結石ができると血尿になることがあります。これは結石が移動することで、尿管などが傷付けられることで発生します。
尿路結石ができても、痛みを伴うとは限らないため、突如血尿が出て診断を受けたら結石ができていたということも多くあります。また、通常時よりも尿の回数が増えることもあります。
嘔吐・吐き気
あまり知られていない症状として、尿路結石ができると嘔吐や吐き気を催すことがあります。風邪や食中毒などに心当たりがなく、尿の回数が増えている上に、嘔吐や吐き気を繰り返す場合、尿路結石ができている可能性があります。
発汗・発熱
結石が移動を繰り返すことで、発汗や発熱といった症状が表れることもあります。解熱剤などの効果は薄いので、頻尿・吐き気などの症状にも心当たりがある場合は、泌尿器科で受診してみることをお勧めします。
最後に
尿路結石は、生活習慣病に分類されることもあります。脂質などの過剰摂取によって結石ができやすいことが判明しているからです。
尿路結石はメタボリックシンドロームの目安としても有効で、結石ができている場合、他の病気にかかっていないか検査を受けることをお勧めします。
とくに糖尿病などの他の生活習慣病が発症していないか、検査しておくのが良いでしょう。糖分の摂り過ぎによっても尿路結石になるからです。
尿路結石を予防するためには、水分補給を基本として、食生活を栄養バランスが取れたものに変えていく必要があります。
自覚症状が無くても結石ができていることもありますので、痛みがないからと言っても油断は禁物です。脂質や塩分、糖分などを摂り過ぎていると感じたら、改善していくようにしましょう。