
リウマチは、関節に痛みや腫れが生じ、関節の変形を起こしてしまう病気です。日本の患者数は、70~100万人を超えているといわれていて、だれもが発症する可能性のあるけしてめずらしい病気ではありません。
リウマチの症状として良く知られているものに関節の症状がありますが、それだけではなく眼や口の乾き、肺や皮膚などにも症状が表れ、微熱やだるさなどを伴ったりする全身の症状が表れる膠原病のひとつの位置づけです。
現在は、リンパ球に異常が起こる内科的病気として認識されています。ここでは、リウマチの原因についてまとめます。
リウマチの原因は?
現時点では関節リウマチの原因は不明です。人のからだは、免疫機能が働いていることにより健康を保っています。
外部から異物が進入してきたときに、からだに害を与えないように攻撃し排除しようとする仕組みを自己免疫機能といいます。
リウマチは、感染症や遺伝により発症するわけではなく、この自己免疫機能が異常に働いてしまうことにより発症していることがわかっています。
本来であれば、健康なからだを守るための仕組みですが、異常が起こり自分自身のからだまでも攻撃してしまいます。
自分を守るために異物を見分けて攻撃をするリンパ球が、自分自身を攻撃するようになることで、さまざまな症状が表れます。
自分を攻撃するようになってしまったリンパ球が、全身をめぐり、臓器の症状や関節滑膜の炎症を引き起こしたりします。
毎日新しい健康な骨がつくられている速度より、軟骨や骨を破壊する物質の産出量が上まわると、骨の変形を進行させてしまいます。
骨の破壊を進行させないためにも、早い時期からの治療を行うことが重要です。
関節に痛みが出る原因
人のからだを自由に動かすことができるのは、68個の関節でつながっていることにより、さまざまな箇所の曲げ伸ばしができています。
関節リウマチは、関節に炎症が起こることにより、痛みや腫れ、骨の破壊が起こります。骨と骨のつなぎ目は、すき間があることにより自由に動かすことができています。
骨の先の部分は弾力性を持つ軟骨でできていて、このすき間には、関節液があることにより、衝撃の軽減や動きのなめらかさの役割をしています。
関節包という袋で関節全体を包んでいて、その内側の滑膜が関節液の分泌を行っています。滑膜に炎症が起こると、増殖した滑膜が軟骨や骨の破壊をしてしまうことにより、強い痛みが発生します。
最後に
本来はからだを守るための自己免疫機能に異常が起こることにより、リウマチの症状が表れます。何故、自分のからだを攻撃してしまうのか、どうしてその状況が発生してしまうのかなどまだ解明されていない部分がたくさんあります。
一般的に、リウマチに限らず、あらゆる病気にかからないようにするためには、自己免疫機能を高めておくことが大切であるといわれています。
自分自身で出来ることは、ストレスや食生活、質の良い睡眠など生活習慣の見直しや、自律神経を整えたり、抵抗力を高めたりする生活をこころがけることが大切です。