牡蠣にあたってツラ〜い経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。この「牡蠣に当たる」原因となっているものの1つにノロウイルスがあります。さて、今回は、牡蠣でノロウイルスに感染する確率やその対処法についてまとめていきます。
牡蠣で感染する確率
一般的には「十数個に一個の割合で牡蠣はノロウイルスをもっている」とされています。確率にすると 5-10%くらいになりますね。
でも、どうして牡蠣はノロウイルスを持っているのでしょうか。それには、二枚貝の性質が関係しています。二枚貝は海水を吸い込み、中にいるプランクトンや微生物をろ過して食べています。
そこに、ノロウイルスが入り込むと貝の内臓器官に蓄積します。そして、これが人間の口に入ることで、下痢や嘔吐といった症状を引き起こすのです。
また、牡蠣以外のアサリやシジミなどの二枚貝でもノロウイルスを保有していることがあります。
ただし、牡蠣と違って、生のままで食べる機会が少ないので、あまり知られてはいません。余談ですが、牡蠣よりもシジミの方がノロウイルスの保有率が高いなんて調査結果もあります。
感染しないための牡蠣の加熱時間
牡蠣を通してノロウイルスに感染しないためには、加熱調理するということが重要になります。
加熱温度・時間の目安としては「85-90℃で90秒以上加熱する」ことで、ノロウイルスを不活化させることができます。
焼き方は、ボイルでも、直焼きでも構いませんが、しっかりと中心部まで熱を通すのがポイントです。よく焼いたつもりでも、中が冷たいという時には注意が必要です。(カキフライを作る際には、最低でも4-5分は揚げましょう。)
また、ノロウイルスは酸にも塩素にもアルコール消毒にも強いので、調理する際には必ず熱を加えるようにしてください。(生で食べるのもいいですが、当たる危険性があります。)
牡蠣で感染した際の潜伏期間
一口に「牡蠣に当たった」と言っても、その原因は様々です。
原因と発症までの時間をまとめると、
- 食後すぐに発症したら、貝毒
- 2時間ほどで発症したら、腸炎ビブリオ
- それ以降に発症したら、ウイルス性の症状
となります。
ノロウイルスは3番目のウイルス性の症状に当たります。そして、その潜伏期間は24-48時間ほどとなり、ほとんどの症状は3日以内に治ります。
最後に
最後に牡蠣にあたった時の対処法&注意点を紹介しておきます。牡蠣に当たったとときに注意すべきポイントは、
- 市販の下痢止めは飲まない (毒素を排出する必要があるため)
- 水分摂取を怠らない (下痢で脱水症状にならないため)
の2点です。きちんと水分を取り、安静にして、毒素をすべて出すようにしてください。
また、症状がヒドいときには、食あたりだからと油断せずに医療機関にかかるようにしてください。
