
毎年のように、インフルエンザと合わせて流行が報じられるノロウイルスですが、今年のノロウイルスに関しては、例年よりも非常に多くのところで注意が呼びかけられています。従来と比べて2015-2016年のノロウイルスにはどのような違いがあるのでしょうか。
2015-2016年に流行するノロウイルスとは
今年は、ノロウイルスが非常に猛威を振るうことが予想されています。
というのも2014年9月に川崎市においてノロウイルスの感染者が表れたのですが、そのときの検査結果によると、そのウイルスは新型であったことが報告されています。
2015年1月以降にノロウイルスに感染した人は例外なく新型ノロウイルスが検出されており、2015-2016年シーズンでは、この新型ノロウイルスに注意が集まっています。
新型ノロウイルスの特徴は
新型ノロウイルスが引き起こす症状には、従来のものと変わりありません。しかし重要なのは新型であるが故に、抗体を誰も持っていないということです。
抗体を持っていないと重症化しやすい傾向にありますし、大勢の人に感染する可能性が非常に高いものとなります。
また、潜伏期間が数十時間から数日と短くなっていることも特徴で、感染すると、その日のうちに下痢や嘔吐、腹痛など感染性胃腸炎の症状が表れることになります。
予防方法は
ノロウイルスによる感染症では、特効薬はなく、新型ノロウイルスであっても同じです。予防方法は、手洗いやうがいをしっかりと行なうこと、感染者の看病をするときには、吐瀉物などに直接触れないようにする、一度使用したマスクなどは破棄して新しいものと変えるなどの対応が必要になります。
流行時期の予測は
新型ノロウイルスが流行するのは2015年12月から2016年3月頃の間と予測されています。これは、2014-2015年の流行時期を参考にした予測となっており、それほど大きく異なることはないだろうと見込まれています。
2015年1月以降に検出されたノロウイルスは新型が多く2月には全て新型ノロウイルスだったという報告もあります。雪が溶けて暖かくなるまでは警戒が必要となるでしょう。
新型ノロウイルスに感染したら
新型ノロウイルスに感染したことが判明したら、できる限り人との接触を控えるようにしましょう。家族が新型ノロウイルスに感染した場合は、吐瀉物や汚れてしまったシーツや寝間着の処理に注意しましょう。
必ずゴム手袋などを着用し、ビニール袋などに入れてしっかりと閉じて、ノロウイルスが外に出ないようにしましょう。
水分の補給を忘れずに行ない、できるだけ早いうちにノロウイルスを体外へ排出することが重要となります。そのため、腸の動きを抑制するような薬の使用は控えましょう。
下痢止め薬の中には、腸の動きを抑制するものがありますので、成分に注意して服用するように心がけましょう。
まとめ
2015-2016年シーズンに流行するノロウイルスは新型のため、抗体を持っている人はいないと考えられており、大流行すると予測されています。
2015年12月にはすでに感染者が出ており、例年よりも重症化している傾向があるようです。
ノロウイルスに関しては、予防が何より重要になります。感染し、症状が出てしまった場合は、できるだけ早いうちに体外へ排出する必要がありますので、腸の動きを抑制する成分は控えるようにしましょう。
予防する場合は、手洗いやうがいを行なうようにして、マスクを着用しましょう。