
マイコプラズマ肺炎は、子供が発症することの多い病気ですが、大人でも発症してしまうことがあります。特に妊婦の方ですと、お腹の中の子供も含めて心配ですよね。今回は、妊婦のマイコプラズマ肺炎の治療法と胎児への影響について解説していきます。
マイコプラズマとは
マイコプラズマは細菌の1つで、大きさはウイルスほどしかなく、細胞壁もないため、ウイルスと細菌の中間的な生物として知られています。
最近では、薬剤耐性を得たことで大きな話題となった細菌でもありますが、毒性が強いというわけではありません。ただし、潜伏期間が2-3週間と非常に長く、退治するのにも時間がかかる細菌です。
妊婦が感染・発症した場合
成人でも発症することがあるマイコプラズマ肺炎ですが、基本的に抗生物質を服用しながら治療を進めていくことになります。その点、現在妊娠中の人は非常に気になるところでしょう。
抗生物質の中にマクロライド系のエリスロマイシンという薬があります。この抗生物質は、効果の割に副作用のリスクが少ないために、子供にも処方されることがあります。
同様に妊娠期間中の人にも処方されることがありますが、大抵は医師の判断によって変わってくるようで、必ずしも処方されるわけではないようです。
自然治癒の可能性
マイコプラズマ肺炎自体は、完治までに時間が必要な病気ですが、毒性は低いので神経質になる必要はありません。免疫力が強い人なら、自然治癒することもあります。
ただし、その場合は3週間ほどかかってしまうことになるので、その間はきっちりと手洗いやうがいを心がけて、安静を保てるようにしましょう。
自然治癒力に任せる方法は、薬剤耐性を得ているマイコプラズマに感染していても取られる方法なので、リスクはそれほど高いものではありません。
必要なのは、キチンと栄養と休息を取り、安静を保って回復に集中することでしょう。
抗生物質以外の治療法
マイコプラズマを治療するにあたって抗生物質以外での方法はありません。副作用のリスクが少ない薬を処方してもらいながらマイコプラズマ肺炎の諸症状と戦うことになると考えられます。
そのため、早期回復のキーは、どのように免疫力を上げていくのか、という点になってくるでしょう。抗生物質の中には、骨の成長に悪影響を与えてしまうものもありますので、安易に処方されることはありません。
最後に
マイコプラズマはかつてマスコミで騒がれたように薬剤耐性を獲得しているものも存在しています。しかし、そもそもの毒性が低く、感染力もインフルエンザなどとは比較にならないほど弱いため、神経質になる必要はありません。
予防方法として、手洗い・うがい、マスクの着用、人混みを避けるといった方法で充分感染を防ぐことができます。助産師やかかりつけ医と相談しながら、治療を進めていけば、不安も解消されていくことでしょう。