
尿路結石は、結石のできた場所に応じて別の呼ばれ方をする場合があります。例えば、腎臓なら腎臓結石、尿管なら尿管結石といった具合です。また、腎臓・尿管に結石ができると血尿が出ることがあります。今回は、血尿が出た時の対処法について解説します。
血尿が肉眼でも分かる場合
血尿が肉眼で確認できる場合、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。
腎臓結石の場合は、激しい痛みを感じることは少ないですが、腰部に鈍い痛みを感じ続けることが多くあり、それに伴って血尿が表れた時には、結石ができている恐れがあります。
肉眼で血尿が確認できるほどであれば、臓器のどこかが激しく傷ついている可能性も高いので、直ちに医療機関を受診するようにしましょう。
尿検査を受けないと分からないことも…
血尿には、尿検査などを受けないと分からないこともあります。そもそも、血尿とは「尿内に赤血球が含まれるもの」のことを言い、尿検査などでは蛋白値が高く検出されます。
肉眼で血が混じっていないように見えていても、赤血球が検出されれば血尿と判断され、原因を探ることになります。
尿検査から結石の可能性が疑われ、詳細に調べてみたら尿路内に結石ができていたということもあります。このように自覚症状が薄いこともあるので注意が必要です。
血尿以外の症状に心当たりがある場合
血尿以外にも、腰の辺りが長い時間にわたって痛む場合や嘔吐や吐き気、発熱などの症状が見られる場合は、腎臓結石をはじめとする尿路結石を疑ったほうが良いでしょう。
結石ができた場合の痛みは、鎮痛剤の効果が切れると自覚するものが多くあります。
結石が体外に排出されない限り、痛みが続きますので、鎮痛剤を服用して快方に向かう気配が無い場合は、泌尿器科などを受診して適切な処置を受けるようにしましょう。
結石は生活習慣病の1つ
結石ができる原因ははっきりとしたことは判明していませんが、結石ができる人には肥満傾向があることから、生活習慣病に分類され、食生活の改善指導などが行なわれます。
また、水分を適切に補給していないと結石ができやすい体内環境になるので、水分の補給はしっかりと行なうようにも指導されます。推奨される補給量は1日あたり2リットルを目安に指導されます。
他にも、過剰な塩分や糖分、動物性タンパク質や脂質の摂り過ぎから結石ができる傾向が強いので栄養バランスを整えた食事をするように注意していきましょう。
最後に
尿路結石は、自覚症状が薄いことが多くあります。そのため結石ができている実感がなく、いつの間にか体外へと排出されていたということも珍しくありません。
しかし、結石が排出されないままに乱れた食生活を続けていると、結石は大きくなり続け、最終的には手術などで排出する必要があります。
最近の手術では体に負担が少ないものもありますが、高額になってしまうので、できれば避けたいものです。食生活に乱れがないか、見直して結石予防をしていくようにしましょう。