
ウイルス性胃腸炎は大人も子どももかかると辛いものです。症状が良くなってきたからと言ってすぐに食事を開始するのは危険です。
食事を再開するタイミングを間違えると、胃腸炎てわ痛んでいた内蔵が再び悲鳴をあげてしまいます。ここでは、感染性胃腸炎で食事はいつから食べられるのかやおすすめの食事についてまとめていきます。
目次
食事はいつから食べられる?
胃腸炎による腹痛や下痢・嘔吐は絶食することでだいぶ緩和されるものです。つまり、胃腸炎症状がある場合は食べないことが正解なんです。
ただし、水分補給だけは必ず行ってください。水分補給のポイントは、まず常温で飲むこと。冷えた水や熱い飲み物は胃腸に負担がかかります。
また、食事が取れない分水よりも塩分やミネラルを含むスポーツ飲料などの方がお勧めです。水分は少量ずつこまめに摂るようにしましょう。嘔吐がひどい時には1口ずつゆっくりとが鉄則です。
食事については発症後何日したら大丈夫!!というような明確な基準はありません。細菌やウイルスの種類、個々の症状に応じて異なってきます。
症状で判断しましょう!
腹痛
おへそのあたりから上の方が痛む場合は胃、おへそより下の下腹部が痛む場合は腸が痛んでいることになります。痛みが少しでも残っている場合は、まだ食事再開のタイミングではありません。
下痢
腸内に入ったウイルスを外に排出させようとするのが下痢です。薬を使って下痢を止めようとすると体内にウイルスが長く居座ってしまうため、自然に治まるのを待ちましょう。細菌やウイルスをまず外に出してしまうことが大切です。
嘔吐
体内に入ったウイルスが腸に行かないように嘔吐が起こります。この時、胃の粘膜は非常に痛んでいるため、吐き気のある間、食事は禁物です。
段階を踏んだ食事療法
胃腸炎で内蔵が弱っている時に食事を摂ることは治りを遅くすることになります。腹痛がなくなってきたら徐々に段階を踏んだ食事を進めていきましょう。
水分のみ
症状が現れてから2日程度は水分のみを摂取するようにしましょう。固形物は胃腸に負担をかけるので経口補水液やジュース、麦茶などから始めましょう。
食欲が出てきたらスープや味噌汁の上澄みに移行します。症状が治まってから丸一日は水分のみで過ごすのが理想です。
子どもの場合は本人が食べたい!!という気持ちになるまで水分のみにしましょう。食事がとれなくても水分と塩分を上手に摂取して脱水症にならないようにしてあげましょう。
母乳やミルクは普段と変わらず与えて大丈夫です。この状態で24時間症状が出なければ次の段階に進みましょう。
流動食
水分だけでは空腹に耐えられないところまで回復してきたらプリンやヨーグルトなどの噛まなくても食べられるものへ移行します。ゼリーでも良いですが、フルーツなどの固形物が入っていないものにしましょう。
柔らかな固形物
流動食を食べても腹痛や嘔吐なく大丈夫であれば固形物の入った食事に変えましょう。はじめは「固形物:水分=1:9」からはじめ、徐々に固形物の割合を増やして行きます。
バナナの裏ごしなども良いでしょう。この時一気に食べるのは危険です。少量ずつ様子を見ながら慣らしましょう。
通常食
うどんやお粥から始めて少しずつ普段の食事に戻して行きましょう。食べる量は普段の1/3から半分位で味付けは薄めにしましょう。
納豆や根菜類などの食物繊維の多いものや香辛料は胃腸に負担をかけるので控えてください。コーヒーやアルコールなども胃腸の刺激になります。2週間くらいは我慢したいですね。
食事を進める上での注意点
流動食以降は2食くらい試して大丈夫であれば次に進むようにしましょう。食事で体調が悪くなった場合は一段階前に戻します。流動食から通常食まで2日くらいで進むのが理想的です。
食事の回数は1日5~6回くらいに分けて少量ずつ摂取するようにしましょう。
感染性胃腸炎にかかったらとにかく胃腸の状態を確認しながら食事を進めることが大切です。無理をするとかえって胃腸に負担がかかり症状を長引かせてしまうことになります。
まとめ
胃腸炎になると下痢や嘔吐で胃腸内のものがすべて外に出されてしまいます。少し元気になるとお腹が空いてしまいますが、その時の食事によって症状を回復させるか、長引かせてしまうかが決まるのです。まずは胃腸をゆっくり休めてあげることを心掛けましょう。