
最近は、いろいろな機能性をうたった乳酸菌が発売されていますが、乳酸菌は腸内環境を整えて、免疫機能に働くことが知られています。
そんな乳酸菌ですが、花粉症に効果はあるのでしょうか。また、あるとしたら効果的な摂り方はあるのでしょうか?ここでは、乳酸菌の花粉症に対する効果とおすすめの摂取方法についてまとめていきます。
花粉症に乳酸菌は効果があるのか?
コンビニやスーパーに行くとお腹の調子を整える乳酸菌であったり、プリン体と戦う乳酸菌であったりと、機能性をうたったり、機能性を期待させるような商品が並んでいます。そして良くみると、乳酸菌といってもいろいろな種類があります。
ひとくちに乳酸菌といっても200種類以上もの乳酸菌が存在しています。花粉症について効果があると言われている乳酸菌は、「クレモリス菌FC株」、「HSK201株」、「K-2株」、「L-92株(ラクトバチルス菌)」の4種類だと言われています。
この中でも特に効果的と言われているのが「クレモリス菌FC株」です。クレモリス菌FC株は生きたまま大腸まで届くプロバイオティクス乳酸菌と呼ばれます。
どうして乳酸菌が効くの?
それでは、どうして乳酸菌が花粉症に効果ありなのかについて見ていきましょう。
まず、人間の体は、ウイルスや細菌から身を守るために免疫反応が行われます。しかし、この免疫反応が過剰に行われてしまって、本来体を守るべきものが、逆に体にとって不都合な反応を起こしてしまうのが花粉症をはじめとしたアレルギー反応です。
花粉症の場合、花粉がアレルゲンとして鼻粘膜に侵入すると、2型ヘルパーT細胞という免疫細胞がそれを感知して、アレルゲンである花粉を撃退すべくIgE抗体を作り出しますが、このIGE抗体がヒスタミンやロイコトリエン、インターロイキン-4といった化学伝達物質を放出し、鼻粘膜を刺激することで、鼻水などの花粉症の症状が現れるのです。
花粉症に効果がある乳酸菌は、この花粉症の症状の原因となっているIgEを過剰に産生してしまう原因となっている2型ヘルパーT細胞の働きを抑え、逆に2型ヘルパーT細胞とは正反対の働きをする1型ヘルパーT細胞の働きを強めることにより、過剰なIgE抗体ができるのを抑えることで花粉症の症状を抑制するのです。
ただし、乳酸菌を摂取する上で、注意しなければならないのは、花粉症の症状が出にくくなるように体質改善していくレベルであり、鼻水に対する抗ヒスタミン剤などのように、すでに花粉症の症状が出てしまっている場合に乳酸菌を摂ったからといって、数時間後には鼻水の症状が軽くなるというものではありません。
おすすめの摂取方法は?
花粉症に対して、乳酸菌を摂る場合、まずは花粉症に効果的な乳酸菌とそうでない乳酸菌があるので、先ほど挙げた「クレモリス菌FC株」や「HSK201株」、「K-2株」、「L-92株(ラクトバチルス菌)」といった乳酸菌を選択することが第一歩となります。
具体的には、乳酸菌を多く含んだヨーグルトなどで摂取するのが良いでしょう。摂り方は花粉症の症状が出てきてから乳酸菌を摂るのではなく、できれば普段から毎日ヨーグルトなどで乳酸菌を摂って、花粉症の症状が出にくい体質にしておくことが大切です。
乳酸菌は、抗ヒスタミン剤のように、鼻水のもとになっているヒスタミンを直接抑えるのではなく、免疫細胞に働いて、アレルギーを起きにくくするものなので、できれば毎日、少なくとも花粉症シーズンの2~4週間前からは摂取するようにします。
また、先ほども書きましたが、花粉症の症状として鼻水などがでてきてから慌てて乳酸菌を摂っても、それほど効果は期待できませんので注意してください。
まとめ
花粉症に対して乳酸菌の効果は、今でている症状を抑えるというよりも、花粉症シーズンでないときから毎日ヨーグルトなどで乳酸菌を摂り続けることで、花粉症の症状が出にくい体質にしていくというものです。また花粉症に効果的な乳酸菌を選ぶことも大切です。