
糖尿病はインスリンというホルモンが分泌されなくなったり、量が減ったり、また、インスリンそのものの働きが悪くなり、血液中の血糖値が上昇する病気です。
一般的な治療では食事療法や運動療法が主ですが、必要に応じて薬物療法も行われます。薬物療法には内服薬と注射薬の治療がありますが、ここでは、インスリン注射での治療について調べていきましょう。
インスリン注射とは
本来、すい臓から分泌されるインスリンを注射で補い血糖値を良好な状態にコントロールするため、定期的にインスリン注射を行い外部から補う治療法です。
インスリン注射は自分で打つので不安があったり、一生続けなければならないのだろうかと、敬遠されがちです。
しかし、今のインスリン注射は針が糸のように細く痛みの少ない「ペン型注射器」が主流となっていて、簡単に扱えるようになっています。
注射でインスリンを補う事で膵臓を休ませ、その機能を保持・回復させる効果がありますので正しく使うと有益な治療法です。
インスリン製剤には「超速効型」、「速効型」、「中間型」、「混合型」、「持効型」と分類されていて医師は患者さんの病状やライフスタイル等を考慮して選択をします。
費用はいくらくらい?
インスリン注射による治療は長期になる事もありますので、その費用は気になるところですね。医療費が3割負担の場合、おおよそで月に1~3万円ほどかかります。
病状や合併症の有無によって薬の種類や注射の回数が変わりますし、ジェネリック薬を使用する事で薬代を抑える事も可能です。
副作用はあるの?
糖尿病の治療として効果的な「インスリン注射」ですが、副作用は避けられないところです。インスリン注射の一番注意しなければならない副作用は「低血糖」です。
激しい運動や過度な食事、または、少なすぎる食事量などが原因となり血糖コントロールがうまくいかなくなり血糖値が下がり過ぎた状態を「低血糖」と言います。
症状は冷や汗・手足のしびれ・めまい・強い空腹感・意識の消失があります。他にも、インスリンアレルギー・動脈硬化・痛みや痒み・インスリンリポジストロフィー等の副作用が出る場合あります。
インスリン注射での治療中に副作用が現れた場合は早急に医師に相談する必要があります。
まとめ
インスリン注射を一度始めると止められないのではという心配から糖尿病の治療に不安を抱えている方は少なくないと思います。
しかし、インスリン注射で血糖をきちんとコントロールしていき、いずれ注射の治療を中止し内服薬への治療に戻る可能性があります。
正しく治療を行う事は糖尿病の合併症や副作用である低血糖を起こさないようにすることもできます。糖尿病と向き合い、生活の質を保っていくために治療等について正しい知識を持ち、理解していくことが重要と言えます。