
うつ病の治療には薬が処方はされますが、これはあくまでも治療を補助するためのもの。忘れられがちですが、これは普通の風邪などにも言えることですよね。風邪の場合は安静にするのが完治への対処法ですが、うつ病の場合はどうなのでしょうか。
期間を気にしすぎないように!
なぜなら気にすること、せかすことが心身に悪影響を及ぼすため結果的に症状がながく続いてしまうからです。これは当人以外の周囲の人間はよく熟知しておいてください。
当人も早く治したくて辛くなって、結果何かに逃避したり、塞ぎ込んでしまっているのです。遊んでいる、怠けているわけではなく、不安を紛らわしたいのです。
一般的にうつ病の患者が社会復帰するまでに半年から一年と言われていますが、これはほんの一部の人間に限ったことです。
さらに言うと、表面上は社会復帰はしてはいるが、実際のところ本質的には克服していない人もいます。
しかし完治のきっかけが社会的な成功がきっかけとなる場合がほとんどだそうです。「精神的な欲求が満たされているかどうか」が完治につながる重要な部分なのです。
回復に向かうために…
うつ病の患者に対してせかしてはいけないとはいえ、うつ病の一番重い状態はほとんど動けない状態です。
自立神経がほとんど機能していない状態のため、「やりたいことができない」、「何をすべきかわからない」といった状態なのです。
そんな状態のため、どうしても介助が必要になってきます。このとき大事なのは自律神経の安定を促すことをしてあげること。
簡単に言えば「規則正しい健康的な生活の援助」 をしてあげることです。食欲もないため当人に欲求があれば与えるのがベストですが、基本的には好物、もしくは白米を出してあげてください。
他には朝や日中はカーテンを開け、なるべく部屋に日光をいれましょう。生活サイクルを認知させることで、自律神経を安定させることが回復に繋がります。
日中生活という行動療法
ある程度、動けるぐらいまで回復してきたら、たとえ隣のコンビニだとしても、夜だとしても一日一度は外に出てみましょう。
あくまで本人が動きたいかが重要。無理強いはさせず、「買物したいけど外に出るのがつらい」、「後で疲れるよね」など、「気持ちがあるときに一緒に行ってあげる」ことが重要です。
またその時に「今日は外に出れた」と前向きに考えましょう。まずはそこからです。最初は隣のコンビニ、次は公園…といったように、徐々に行動範囲を広げることが大事です。
動くことで治療、対処法を習得することを行動療法といいます。言ってしまえばリハビリです。休息と行動のバランスを取ることが本格的な回復の道のりです。
このとき大事なのは、掃除をしなきゃいけないからした、ではなく掃除をすることができた、と考えること。そうやって満足感を得ることがうつ病を克服するために欠かせないことなのです。
ご家族など周囲の人は、もし当人がなにかをしたらそれを褒めてあげてください。他人からの賞賛はかけがえのない褒美です。
特にうつ病のときは「自分がこうだからきっと迷惑に思っているのでは?」と考えているためその不安を取り除くためにとても重要な存在なのです。
たとえちょっとした気遣いレベルのものでも、精一杯の当人の思いやりです。この時期に見てくれているか、いたかどうかは当人の精神に大きく左右されるのです。どうか暖かく見守ってあげてください。
最後に
今回は、うつ病の克服・完治までの期間と方法について解説してきました。上記でも紹介しましたが、克服や完治には個人差がありますし、相当の労力を必要とすることもあります。
自分が発症したときだけでなく、家族や友人などが発症したときにもここで紹介した内容を参考にして、力になってあげてくださいね。