
風邪はひきはじめが肝心だとよく言われます。風邪は出きればひきたくないものですが、もしひいてしまったらどのように対処すればいいのでしょうか。
また、なかなか風邪が治らないときはどうすればいいのでしょうか?ここでは、風邪の治し方となかなか治らない時の対処法についてまとめていきます。
風邪の治し方は?
風邪の治し方の基本で一番大切なのは、ひきはじめのケアです。なぜならば、風邪はウイルスや細菌に感染して、急性の上気道炎を起こすもので、いずれにしろ体の免疫が働いてウイルスや細菌を撃退することになります。
つまり、ひどくならないうちに、しっかりと保温・休養・安静などにつとめて、ウイルスや細菌と戦うための免疫力を上げておくことが大切です。
ですので、風邪の初期には、きちんと栄養を摂り、体を温かくして休めることが大切だと言われています。こうすることによりほとんど症状が出ないで終わったり、軽い症状で済んだりする場合もあります。
熱が高い時は、氷嚢や氷枕を使い、室温は18~20℃ぐらいに保つと良いでしょう。また、風邪ウイルスは相対湿度が30%ぐらいで最も活発になることから、加湿器で乾燥を防ぐことも忘れずに行いましょう。
熱が39℃以上ある場合、鼻水が黄色~緑色、喉の痛みが激しく腫れている、咳がひどい場合は、お医者さんに行くようにしましょう。
なかなか治らない原因は?
風邪は一般的には2~3日の潜伏期間を経て現れ、1週間ほどで治っていきます。
つまり初期から中期に入り、熱が出ていろいろな症状が複合している期間は、せいぜい5日ぐらいで、風邪薬の添付文書にも、「薬を5日を越えて服用しないでください」との注意文が記載されています。
このように風邪は放っておいても1~2週間もすれば治るものですが、もし、風邪が治らないというのであれば、細菌性の風邪又は二次感染によって細菌感染の合併症を引き起こしているか、風邪以外の病気であることが疑われます。
例えば、溶連菌の感染により中耳炎や扁桃炎を引き起こしたり、肺炎球菌の感染により肺炎を引き起こしたりしている可能性があります。
その他にも、急性気管支炎や急性副鼻腔炎を合併していることも考えられます。さらに風邪以外の病気としては、喘息や咳喘息、COPD等が考えられます。
なかなか治らないときは?
風邪は、ウイルスや細菌による感染に対して体の免疫機能が戦っている状態です。つまり、ウイルスや細菌が元気になるようなことを避け、逆に体の免疫機能を応援するような対処法が大切になります。
細菌が活発にならないように加湿器などで部屋を加湿し、体を温め、無理をせずにしっかりと休養や安静をとり、睡眠時間も十分にとり、食欲がない場合でも栄養ドリンクなどでしっかりと栄養を補充することが大切です。
また、風邪の回復期で少し長引いているのであれば、咳止め薬などを飲むことで症状は改善されていきますが、もし市販の風邪薬や咳止め薬を飲んでも咳が止まらない場合は、お医者さんに行くようにしてください。
加えて、寝る前や早朝に特に咳がひどくなったりする場合も要注意です。
もし、細菌によって二次感染を起こしている場合は、抗生物質が処方されますし、風邪以外の病気の場合も、診断されてそれに対する処方・処置が行われます。
まとめ
風邪の治し方のポイントは、免疫力が高めることです。できるだけ風邪の初期の段階で、保温や休養につとめ、しっかりと栄養をとり良く寝ることが大切です。また部屋を換気したり加湿してりすることも重要です。
風邪がなかなか治まらない場合も、同様に保温や休養、加湿が大切ですが、風邪薬や咳止め薬などを飲んでも改善しなければ、細菌による二次感染を起こしていたり、風邪以外の別の病気であったりする可能性があります。
1~2週間で風邪の症状が改善しない場合は、こうしたことも疑い、1ヶ月以上も続くような場合はお医者さんに行くようにしましょう。