
慢性骨髄性白血病は、年間にして100万人に10〜15名ほどの確率で発症します。発症については、男性の方がやや多く見られます。ここでは、そんな慢性骨髄性白血病の原因や症状、治療法について紹介していきたいと思います。
原因は?
全ての遺伝子は46本の染色体で構成されております。この慢性骨髄性白血病は、遺伝子染色体の異常で疾患が発症します。染色体異常の状態を「フィラデルフィア染色体」といい、どのように発症するのかは、現在の所は未だ解明はされていません。慢性骨髄性白血病は、染色体の異常によって起こる疾患だと言えます。
症状は?
症状は、大きく分けて、慢性期・移行期・急性転期と3段階あります。その時期によって疾患の症状が異なってきます。
慢性期
約5〜6年程続く慢性期では、症状がないか、症状があったとしても倦怠感や微熱、体重の減少などと比較的、軽いまたは無い状態です。
移行期
白血病細胞が進行して行くと、移行期にさしかかります。この時期の症状としまして、貧血や微熱、体のむくみ、腹部膨満感といった症状が現れます。
急性転機
急性転機は、貧血や出血、高熱や気分不良が続くといった症状になっていきます。
このことから、出来る限り慢性期の間に治療や受診を行い、適切な処置や薬物療法をしておくことが、重要となってきます。
治療法や薬は?
治療法は、薬物療法と移植療法の2種類が存在しております。
薬物療法には、分子標的治療薬や化学療法があり白血病細胞を減少させ、症状を抑えながら治療をしていく方法です。また、移植療法としては、造血官移植手術があり健康な造血官細胞を移植して、造血機能を回復させます。
現在の所、この造血官移植手術が慢性骨髄性白血病を完治させる手段となっております。薬物療法や移植療法は症状の進行度合いや、状態に合わせて行われます。
はじめて慢性骨髄性白血病と診断をされた時には、症状が慢性期であれば分子標的治療薬を使用していきます。しかし、分子標的治療薬での副作用や、症状の進行度合いにて、薬物療法を変更しながら治療を行っていきます。
まとめ
この疾患、慢性骨髄性白血病は染色体の異常で起こる疾患であり、現在ではどのように発症するのかが解明されていません。治療方法には薬物療法と移植手術があり、症状によって治療方法が変わります。
完治の手段として、移植療法が有効手段と言えます。この疾患は症状の慢性期での早期の治療が大事になります。ご自身の体が少しでも違和感を感じましたら、受診をおすすめします。