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脳梗塞と認知症の関係について

更新日:2016年10月19日

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看護師さん

脳梗塞と認知症。この2つの病は、みなさんの周りでも誰かしらはかかったことがある、または患っているという方がいるのではないでしょうか。高齢社会化にともない、年々患者数、死亡数は増えてきており、今後も増加が見込まれています。

一見すると別物ののようにみえる両者ですが、じつは深い関係があります。そこで、今回は、脳梗塞と認知症、それぞれの内容を抑えるとともに、2つの病気の関係性についてもご説明します。

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目次

  • 1 脳梗塞とは
    • 1.1 血栓性
    • 1.2 塞栓性
    • 1.3 血行力学性
  • 2 認知症とは
  • 3 2つの関係は?
  • 4 まとめ

脳梗塞とは

まず、脳梗塞からみていきましょう。脳梗塞は、脳に必要な栄養や血液を運ぶ血管が詰まってしまうことを指します。この血管が詰まることによって、身体能力をはじめ、精神のバランス、言語、知能などあらゆる人間の活動をつかさどる神経が機能しなくなってしまいます。

脳梗塞は大まかに以下の3つの原因によって引き起こされます。

血栓性

血管に腫れができてしまう状態を指す動脈硬化によって、脳の動脈が狭くなり、狭くなった部分に血のかたまりである血栓ができることで脳梗塞に至ります。

 

塞栓性

心臓や頚部、血液が頭に至る手前の血管でできた血栓になり、血流にのって脳へ運ばれ、血栓が詰まることによって脳梗塞が生じます。

 

血行力学性

もともと血管の狭い方が、低血圧や脱水症状が引き金となり、脳への血流量が低下することで起こります。症状としては神経が侵されるために、歩く、文字を書くなど身体能力の低下、言葉がうまく出てこない、理解できないなどの言語障害、喜怒哀楽が激しくなるなどの精神的障害が見られます。脳へのダメージのため、とくに身体能力の低下は後遺症となって残ることも少なくありません。

 

認知症とは

次に認知症をみていきます。認知症とはさまざまな原因によって脳の細胞が死んでしまったり、うまく働かなくなってしまうために、これまでできていたことができなくなったり、生活に支障が出てしまっている状態を指します。

現在、65歳以上の高齢者における認知症は、約462万人とされ、2025年には訳1.5倍の700万人にも到達するのではないかという厚生労働省の推計も報告されています。

認知症は急に訪れるわけではなく、徐々に症状が進行していくことが多いです。さらに、認知症というとアルツハイマーを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、その種類は大まかに分けて4つあります。

  1. アルツハイマー型認知症
  2. 脳血管型認知症
  3. レビー小体型認知症
  4. 前頭側頭型認知症

アルツハイマー型はアミロイドベータというたんぱく質がたまることで、正常な神経細胞が壊され、脳萎縮が起こることが原因です。

2の脳血管型は、脳の血管障害によって起こります。レビー小体型は、レビー小体というたんぱく質が脳にたまることで、脳に萎縮が起きて認知症を引き起こします。

そして、4の前頭側頭型は、ピック球という異常構造物が神経細胞にたまつ場合と、TDP-43というたんぱく質がたまることのいずれかが原因で起こるとされています。

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2つの関係は?

一見すると症状も原因も全く異なるように見える脳梗塞と認知症。しかし、この両者はとても深く関係しています。

どちらも脳に起こる疾患ではありますが、とくに、先ほどの認知症の項で挙げた4つの種類のなかに「2.脳血管型認知症」というのがあったのを覚えているでしょうか?そうです。

この脳血管型認知症というのは、まさに脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳の血管の病気によって認知症を併発してしまうことを指すのです。

脳梗塞をはじめとする脳の血管の病気は、脳に必要な酸素が供給されないことで、神経細胞が死んでしまい、認知症となります。認知症ではありますが、根本の原因である脳血管障害の治療を行うことで、認知症の症状にも改善が見られることがあります。

この脳血管型認知症は、女性よりも男性に多く、アルツハイマー型認知症に次いで、認知症の20%を占めるほど数は多いと言われています。

 

まとめ

一見無関係に見えた脳梗塞と認知症には、因果で結ばれた深い関係があることがわかりました。脳血管型認知症は全体の20%と決して少なくありません。

認知症予防にも脳梗塞予防にも共通して言えるのは、やはり生活習慣の見直しです。今一度、お酒やたばこの量や頻度、そして栄養と運動バランスを思い返して、改善につなげてみてくださいね。

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カテゴリー:脳梗塞

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