世間でよく言われる花粉症ですが、花粉症もアレルギー性鼻炎の中のひとつになります。アレルギー性鼻炎は花粉以外にも様々な原因があります。今回はその原因について、詳しく紹介していきたいと思います。
目次
アレルギー性鼻炎になる人の特徴
アレルギー性鼻炎はアレルギー反応を持つ疾患のひとつになります。アレルギー性鼻炎の他に喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎などを発症する人に多くみられます。
アレルギー体質になる原因はいくつかあげられますが、両親ともにアレルギーがある場合は60%以上の確率で子供にアレルギーが遺伝すると言われています。
その他にも以下のようなものが原因として考えられます。
- スナック菓子などに含まれる添加物の多量摂取でアレルギー反応のもとになるタンパク質を作りやすくなるため。
- 大気汚染で空気中に含まれるアレルギーのもとを身体に取り込みやすくなってきているため。
- 密閉された部屋でのエアコン使用や、絨毯やカーペットでの生活でダニの繁殖率があがったため。
- 生まれたときから清潔空間で過ごし過ぎたため。
発症のメカニズム
人体には、免疫という名の機能があります。この免疫といものは、体内に異物が混入した際に、それを判別し、排除しようとする働きのことです。
一度、体内に侵入してしまった異物には、二度と悪さをさせないをようにする、人体を守る防衛軍のようなものです。ところが、この免疫という機能が過剰に働いてしまうことがあります。
実際には無害な物質であったとしても、それを異物と見なしてしまい、身体に望ましくないような免疫反応を引き起こすのです。この免疫の不都合な反応のことをアレルギーと呼びます。
そして、アレルギー反応を引き起こす原因物質は、「アレルゲン(抗原)」と呼ばれ、その種類は多様です。
つまり、アレルギー性鼻炎とは「アレルギーをもつ人が特定のアレルゲンを鼻から吸い込み、それに対抗するための抗体(IgE抗体)を作り出し、抗体がアレルゲンと結びついて、ヒスタミン等の化学物質が出て鼻の粘膜を刺激する」ことで起きる症状のことなのです。
ちなみに、アレルゲンに加え、生活習慣や生活環境、ストレスによる免疫力の低下などもアレルギーの発症に関係しているのではないかと言われています。
代表的なアレルゲン一覧
アレルゲンには、花粉症だけでも60種類以上あると言われています。その他にも家のホコリであるハウスダストやダニなどが主なアレルゲンになります。代表的な吸入系アレルゲンを見てみましょう。
花粉(1月から飛び始める順に)
- スギ
- ヒノキ
- ハンノキ
- ケヤキ
- カモガヤ
- オオアワガエリ
- シラカンバ
- ブタクサ
- ヨモギ
- カナムグラ
家塵・ダニ
- ハウスダスト
- コヒョウダニ
- ヤケヒョウダニ
動物のフケ・垢
- イヌ
- ネコ
真菌類(カビ)
- クラドスポリウム
- アスペルギルス
- アルテルナリア
- ペニシウム
- カンジタ
アレルギー性鼻炎のセルフケア
アレルギー性鼻炎の症状であるつらいクシャミ、鼻水、鼻づまりを少しでもやわらげるためにはどうしたら良いのでしょうか。
アレルゲンをすべて避けて生活することが出来るならそれが一番ですが、それは無理な話です。しかし、日常生活のちょっとした工夫で症状を抑えたり、出にくくすることもできるのです。
- 絨毯やカーペットをやめてフローリングにしたり、カーテンを化繊でできたものに替える。
- イヌやネコを飼わない。
- 刺激のある臭い(タバコ、香水、ガス)をかがないようにする。
- 寝具は化繊を使い、日頃から乾燥させておく。
- 部屋の掃除や換気をこまめにする。
- ストレスをためない。
- 外出するときはメガネやマスクを着用する。
- 外から帰ったら玄関で花粉を払い、目や鼻や髪を洗う。
アレルギーの検査
病院へ行くと、自分が何のアレルギーに反応するのかを調べることができます。血液検査になりますが、健康保険を使えば1項目500-600円くらいで検査ができます。アレルギー症状が出る時期や時間などを考慮して、医師とよく相談してみてください。
反応が出たすべてのアレルゲンに症状が出るわけではありませんが、今後の参考になると思います。しかしどのアレルゲンでも病院での治療法は同じになります。
最後に
これから本格的に花粉症の季節になります。ただ待つよりも、早めに薬を飲み始めるなどの対処法もあります。正しい治療と日常生活の工夫でやっかいな花粉症を回避していきましょう。
