頻尿や残尿感など尿のトラブルは他人には知られたくない症状です。頻尿など夜中に頻回にトイレに行く必要があると寝不足になったり、尿をした後もすっきりしないような症状は日常生活にも影響をきたします。今回は、尿トラブルで悩む方を対象に作られた漢方製剤のユリナールJ錠の効果や副作用について解説します。
効果
ユリナールJ錠は、9種類の生薬を配合した清心蓮子飲を基本に作られた漢方薬で、主に頻尿や残尿感、排尿痛、排尿困難、尿のにごり、こしけ(おりもの)など尿が出しぶるものなど尿トラブルを改善する漢方薬です。生薬の蓮肉(レンニク)は滋養強壮作用があり頻尿や残尿感に働きかける成分です。
茯苓(ブクリョウ)は尿細管の再吸収に作用して利尿作用があり、尿トラブルを改善するのに役立ちます。車前子(シャゼンシ)や黄耆(オウギ)は利尿作用があり、排尿痛や排尿障害に効果的な生薬です。
甘草(カンゾウ)は筋肉の緊張を和らげる作用があり、排尿痛などの痛みを軽減してくれます。人参(ニンジン)は新陳代謝を高め、体力を高めてくれます。
黄芩(オウゴン)は痛みを和らげ炎症を抑える効果があり排尿困難など尿路疾患などに働きかけます。麦門冬(バクモンドウ)は喉や口が乾燥しているときに用いると効果的な成分です。
ユリナールJ錠は漢方薬ですが、体力が中等度以下で胃腸虚弱で全身倦怠感があり、口渇のある方に適した漢方処方となっています。
1回4錠を1日3回内服することで尿トラブルの症状が改善されるでしょう。漢方薬は効果が十分に得られるように食前や食間(食後2時間〜3時間後)に内服すると効果が発揮できます。
副作用
ユリナールJ錠は生薬を主成分とした漢方薬で、副作用は少なめです。主な副作用は、食欲不振や胃部不快感など漢方薬を飲み慣れないと軽度の消化器系症状を感じることがあります。
重篤な副作用は稀ですが、間質性肺炎など発熱、息切れ空咳などの症状に注意して下さい。また、肝機能障害では、発熱、発疹、痒み、全身倦怠感、黄疸など見られることがあります。
重篤な副作用が見られた時は内服を中止して医師の診察を受けるようにして下さい。持病があり他に内服薬がある場合は薬の重複により副作用に繋がる恐れがあるため医師の指示に従い内服して下さい。
特に生薬の甘草の重複では偽アルドステロン症など血圧が高くなる、疲労感、手足のしびれや力が入らない、手足のつっぱり感など見られます。このような症状が現れたら速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。
まとめ
ユリナールJ錠は尿トラブルに効果的な漢方処方の製剤です。排尿障害は不快な症状で医師の診察をためらってしまうことがあります。
尿のトラブルで困ったときはユリナールJ錠を内服して改善しましょう。改善が見られないときは他の病気の可能性もあるので、医師の診察を受けるようにして下さい。