
加齢と共に体内の臓器などの機能が低下して病気になることがあります。骨粗鬆症は年齢と共に骨の代謝機能が低下したり、ホルモンの関係から骨折しやすくなる病気で、女性に多く見られる傾向があります。
適度な運動やカルシウム食品の摂取、ビタミン類の多い野菜や果物を積極的に食べるなどで予防することができますが、骨粗鬆症にかかりやすいと診断された方は薬剤で予防することができます。
今回はウェールナラ配合錠の効果や副作用について解説します。
効果
ウェールナラ配合錠はエストラジオールとレボノルゲストレルを配合した閉経後骨粗鬆症治療剤の薬剤です。
骨粗鬆症は骨の代謝が低下して骨が溶け出したり、閉経などでホルモンのバランスが崩れて起こる病気です。
ウェールナラ配合錠の有効成分には、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモンが配合されており、女性ホルモンを補うことで骨の代謝を整え骨折などを予防します。
また、破骨細胞と呼ばれる骨の機能を低下させる細胞の産生を抑えることで骨密度が低下するのを防ぎます。
ウェールナラ配合錠を1日1錠内服することで症状が改善するでしょう。
内服してから約6か月から1年後に骨密度を測定して効果が得られないようであれば、内服を中止して別の治療を検討するようにします。
副作用
ウェールナラ配合錠はホルモン系に副作用が起こることがあります。
主な副作用は、乳房不快感、乳房痛、性器分泌物、性器出血、腹痛、乳頭痛など見られることがあります。その他、腹部膨満感、便秘、下痢、胃炎、頭痛、浮動性めまい、血圧上昇、動悸、浮腫、背部痛、倦怠感なども副作用として見られます。
重大な副作用として静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎など現れることがあるので、状態を観察して症状が見られたら適切な処置を行って下さい。
アナフィラキシー様ショックでは、顔面蒼白、蕁麻疹、喉等の腫れ、血圧低下、呼吸困難、意識混濁など現れることがあります。
卵胞ホルモン剤を1年間など長期にわたり内服すると、子宮内膜がんにかかる確率が上がると言われています。
抗生物質やバルビツール酸系製剤などと併用すると、薬の効果が強く出過ぎたり、反対に作用が弱まるなど薬の相互関係に注意するようにして下さい。
乳がんや子宮内膜癌、子宮内膜増殖症などの疑いや既往歴のある方は症状が悪化したり再発する恐れがあるため内服禁止となっています。また高血圧、心疾患、腎・肝障害のある方が内服すると、症状が悪化する恐れがあるため医師の指示に従い内服するようにして下さい。
妊娠中や授乳中の方も内服禁止となっているため注意するようにします。
まとめ
ウェールナラ配合錠は骨粗鬆症を改善する薬剤です。
骨密度は加齢やホルモンの影響から年齢を重ねるに従い、骨の代謝などが低下しやすくなります。薬剤などを用いて骨密度を改善するほか、食事内容を工夫したり、適度な運動なども骨密度を改善するのに役立ちます。