
「今どきシラミ?」と思うかもしれませんが、シラミの感染は日本でも珍しいことではありません。子供は接触して遊ぶ機会が多いので、保育園や幼稚園、学校などで集団感染がおこることがあります。
人に寄生するシラミには3種類ありますが、子供の間で集団感染するのはアタマジラミです。頭髪に寄生し、頭皮から吸血してかゆみや湿疹などをおこします。
今回は、そんなシラミ駆除薬・スミスリンLシャンプーの効果や副作用について解説します。
効果
スミスリンLシャンプーは、普通のシャンプーと同じように使用でき、7~10日で感染したシラミを駆除することができます。
使用方法ですが、まず通常の洗髪をするときと同じように髪の毛を十分に濡らします。キャップの目盛りを参考にして1回分(10~20ml)の薬液をはかります。
薬液を頭皮と頭髪全体、髪の生え際まで十分にいきわたらせながら、シャンプーするように泡立てます。そのまま5分間待ってから、お湯で薬液をしっかりと洗い流してください。
その後で、通常のシャンプーやリンスを使用してもかまいません。これを1日1回・3日に1度ずつ3~4回繰り返します。
スミスリンLシャンプーはシラミの成虫や幼虫を駆除することはできますが、卵は駆除できません。シラミの卵は約7日で孵化するので、4回使用すれば卵からかえったシラミも完全に駆除することができます。
シャンプーするだけでは取れない頭髪に付着したシラミの卵や卵のぬけがらは、付属の専用クシで取り除いてください。
副作用
スミスリンLシャンプーの添付文書には、皮膚の発疹・発赤、かゆみ、かぶれなどの症状は副作用の可能性があると記載されています。しかし、副作用がおこる心配はほとんどないので、安心して使用できます。
最後に
子供が頭をかゆがって頻繁にかいていて、フケも多い。そんな時はアタマジラミを疑いましょう。アタマジラミの卵は、髪の毛に点々と産み付けられているので簡単に見つけることができます。卵の抜け殻は、フケのようにも見えますが、髪の毛にしっかりとこびりついて取れにくいので区別することは簡単です。
アタマジラミは直接毛と毛が接触したときに感染します。もし、アタマジラミに感染していることがわかったら、頭をふくタオルやクシ、ブラシなど髪の毛に直接触れるものを共有することは避けましょう。お風呂のお湯やプールの水を介してアタマジラミがうつることはありません。
シラミやその卵が付着した可能性があるタオルや下着などは、洗濯前に60℃以上のお湯に5分間つけておけば、シラミや卵は死んでしまいます。家族にも感染が広がっている可能性があるので、よく調べて、感染していたら全員同時に駆除するようにしましょう。
シラミは不潔だから感染するというわけではありません。もし、感染していたとしても、しっかり駆除すれば何も心配することはありません。