風邪の症状は発熱や鼻水、鼻づまり、咳などが代表的な症状です。また、風邪以外でも花粉やハウスダストなどが原因となりアレルギー性の咳を引き起こすことがあります。
特に咳などの症状は体力を消耗して症状が悪化してしまうことがあります。風邪症状の全般に効く内服薬も多くありますが、新ブロン液エースは症状に的を絞った薬で回復が早まるでしょう。
今回は、風邪の咳や痰に効果的な新ブロン液エースの効果や副作用について解説します。
効果
新ブロン液エースは、4つの有効成分を配合した鎮咳去痰薬のシロップ剤の薬で、風邪の症状のなかでも咳や痰といった症状に効果を発揮します。
有効成分のジヒドロコデインリン酸塩は咳の出る中枢に作用して咳が出るのを抑えてくれます。グアイフェネシンは気道粘膜に働きかけ、気道液の分泌量を増加させ痰を薄めて排出させやすくしてくれます。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン作用でヒスタミン受容体に作用してアレルギーによる咳や鼻水、くしゃみというような症状を緩和してくれます。
無水カフェインは有効成分がスムーズに作用するように働きかけます。メントール配合で爽やかな飲み心地のシロップ剤です。8歳以上から服用可能で年齢に合わせて1回量を1日3回食後に服用します。
症状が辛い時は1日6回まで服用可能ですが、6回服用する場合は1回服用したら4時間以上間隔をあけて次の服用をしましょう。有効成分の働きで辛い症状が徐々に治まるでしょう。
副作用
主な副作用には、皮膚の発疹や発赤、痒み、吐き気・嘔吐、食欲不振といった消化器系症状のほか、めまいや排尿困難などがあります。また、便秘や口の渇き、眠気などの症状が強い時は内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
重篤な副作用は稀ですが、青あざや鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、貧血、血尿など再生不良性貧血の症状が見られることがあります。また、無顆粒球症では突然の高熱、寒気、喉の痛み等が現れることがあります。
重篤な副作用が起こった時は内服を中止して速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。新ブロン液エースと併用して他の鎮咳去痰薬、風邪薬、鎮静薬、抗ヒスタミン剤など内服すると副作用に繋がります。
妊娠中や妊娠の可能性のある方は医師や薬剤師に相談してから服用しましょう。母乳育児の場合、服用しないか、または服用する場合は、ミルクに切り替えるなど対応して下さい。緑内障と診断されている方は成分により症状が悪化する恐れがあるため医師の指示に従い服用しましょう。
まとめ
新ブロン液エースは咳や痰の症状に効果的なシロップ剤です。咳は風邪ばかりだけでなく、アレルギーなども原因となって起こります。
咳の症状を緩和するには十分な睡眠や休養で体を休ませるようにしましょう。また、部屋を清潔に保ち、加湿器などで適度な湿度を保つことも大切です。