日頃の食生活や生活態度が不規則だと肥満に繋がります。肥満を解消するには運動をしたり、食事療法で減少することができますが、漢方を内服して改善することもできます。今回は、そんな症状におすすめのロート防風通聖散錠の効果や副作用について解説します。
効果
ロート防風通聖散錠は、生薬を配合した漢方薬で、主に高血圧や肥満に伴う動悸、肩こり、のぼせ、むくみ、便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症など腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方に適した漢方薬です。
成分や効能は以下の通りです。
- 桔梗(キキョウ)は抗炎症効果で炎症や腫れのある箇所に効果があります。
- 白朮(ビャクジュツ)は代謝を改善して尿量を調節して浮腫み解消に役立ちます。
- 甘草(カンゾウ)は鎮痙・鎮痛・解毒作用があり胃に調子を整える他、痛みや炎症を取り除てくれます。
- 黄ごん(オウゴン)は抗菌・解毒作用があり、全身性を改善して肝機能を活発にして代謝を良くしてくれます。
- 石膏(セッコウ)は解熱・消炎・止渇作用があり胃腸に働きかけます。
- 大黄(ダイオウ)は緩下(かんげ、消炎、健胃効果で便通を促し便秘を改善してくれます。
- 当帰(トウキ)は血液の循環を促し、肩コリや腰痛などに効果を発揮します。
- 芍薬(シャクヤク)は鎮痙・鎮痛作用で血管の働きを円滑に保ち、血流を促す効果も得られます。
- 川芎(センキュウ)は鎮静・鎮痛胃腸機能が効果があり、胃腸機能を整えたり、血行促進効果があります。
- 山梔子(サンシシ)解熱・鎮静効果や緩下作用があり痛みや炎症を取り除いたり、便通を促す効果があります。
- 連翹(レンギョウ)は炎症を抑える効果があり、荊芥(ケイガイ)は頭痛や咽頭痛など炎症のある場所に働きかけます。
- 防風(ボウフウ)は発汗・鎮痛作用があり代謝を高めながら痛みを取り除く作用があります。
- 麻黄(マオウ)は発汗作用があり、痛みや熱を取り除く効果が得られます。
- 生姜(ショウキョウ)は新陳代謝を高めて発汗を促進して浮腫みや体内の働きを高めてくれます。
- 芒硝(ボウショウ)は緩下作用があり便秘で滞った腸に働きかけ便通を促してくれます。
漢方ではそれぞれ生薬の力が体の各所に働きかけ効果を発揮してくれます。漢方薬は体質によって選びますが、ロート防風通聖散錠は体力が充実している方に最適な漢方薬です。決められた用量を1日2回食前や食間(食後2時間〜3時間後)に内服することで効果が得られるでしょう。
副作用
主な副作用には、胃部不快感や食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢や腹痛などがあります。また、皮膚の発赤や発疹、痒みなども見られることもあります。このような症状が見られたら内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
甘草などの生薬は重複すると副作用を起こす可能性があるため、他に内服している薬剤や漢方薬がある場合は医師や薬剤師に相談してから内服するようにしましょう。
妊娠中や妊娠の可能性がある方は医師の指示に従い内服して下さい。長期間内服しても症状が改善しないときは内服を中止して薬剤師など専門家に相談するようにして下さい。
まとめ
ロート防風通聖散錠は代謝を高めて肥満解消を手助けてしてくれる漢方薬です。肥満は普段の食習慣や運動不足がなどが原因で起こるためできるだけ生活習慣を改善するように心がけて下さい。
漢方薬ばかりに頼るのではなく、運動不足を解消することで腸の蠕動運動が改善され便通も促されます。運動不足は肥満ばかりだけではなく、血行不良の原因にもなるので日頃から体を動かすようにしましょう。