
カンジダ菌というカビの一種による感染症は、主に免疫力が低下している人が発症します。
カンジダ菌は人の皮膚や粘膜に常在しており、免疫力が低下すると異常に増殖し、膣炎や口内炎(口腔カンジダ症)、気管支炎、肺炎、皮膚炎などをおこします。
今回は、そんなカンジダ菌が原因となる病気の中でも口腔カンジダ症の治療薬・フロリードゲル経口用2%の効果や副作用について説明していきます。
効果
フロリードゲルの有効成分は、イミダゾール系抗真菌薬のミコナゾールという成分です。
カンジダ菌の細胞膜を変化させることによって増殖をおさえ、カンジダ菌を殺菌します。口腔カンジダ症、食道カンジダ症の治療に使用されます。
用法・用量は、通常成人には、ミコナゾールとして1日あたり200~400mg(フロリードゲルとして10~20g)を4回に分けて使用します。(毎食後と就寝前)
フロリードゲルはチューブ1本に5g入っているので、1回あたりの使用量は1/2本~1本になります。うがいや歯みがきをして口腔内を洗浄してから薬を含むようにしてください。
口腔カンジダ症では、薬を口に含んだら、舌でまんべんなく口の中に塗り広げます。できるだけ長く口の中に含んだあとで飲み込んでください。
入れ歯を使用している人は、洗浄した入れ歯にも少し薬を塗布しておきましょう。食道カンジダ症では、薬を5分くらい口の中に含んだあとで、少しずつ飲み込んでください。
服用後1時間くらいは、うがいや歯みがき、飲食をしないようにしましょう。医師の指示なしに、自分の判断で服用を中止しないでください。
副作用
フロリードゲルは副作用の少ない薬ですが、稀に副作用が見られることもあります。
主な副作用としては、吐き気や嘔吐、口腔内疼痛、発疹、血液検査値の異常(AST上昇、ALT上昇)が報告されていますが、どの症状もその発現率は1%未満なので、あまり心配いりません。
もし、このような症状があらわれた場合には、医師に相談するようにしましょう。
フロリードゲルには、併用してはいけない薬(不整脈の治療薬、睡眠薬、片頭痛の治療薬など)や、併用時には注意が必要な薬(糖尿病治療薬、ワルファリンなど)があります。
併用するとその薬の作用を強めたり、弱めたり、副作用が強くなったりすることがあります。他の薬を服用している場合には、医師に伝えるようにしましょう。
まとめ
カンジダ菌による感染症は、免疫力が低下した人が発症しやすい病気です。また、症状がなくなっても完全に治っていないこともあるので、医師の指示があるまでは服用を続けてください。途中で治療を中断すると再発することがあります。
フロリードゲルには、薬の相互作用のため、併用するとよくない薬が多くあります。最良の治療をするためには、医師としっかりとコミュニケーションをとることが大切です。