
腟カンジダは、カンジダ菌という真菌(かびの一種)によっておこる膣炎です。生理の前後などでホルモンバランスが変化したり、疲労や睡不足で免疫力が低下したり、抗生物質やステロイド剤を使用したりすると、カンジダ菌が異常に増殖して膣カンジダを発症します。
カンジダ菌は健康な人の皮膚や粘膜に常在しているので、誰でも腟カンジダを発症する可能性があります。膣カンジダは、一度治癒しても再発しやすいのが特徴です。今回は、そんな膣カンジダの治療薬のエンペシドLの効果や副作用について説明していきます。
効果
エンペシドLは、再発した膣カンジダの治療に有効なお薬です。そのため、使用できる人は、以前に医師から腟カンジダの診断・治療を受けたことのある人に限られます。
イミダゾール系の抗真菌成分クロトリマゾールは、カンジダ菌に対して強い抗菌作用をあらわします。膣内に挿入すると、すみやかに崩壊する発泡錠で、有効成分が膣内に効果的に広がります。
使用方法ですが、成人(15歳以上60歳未満)は、1日1回・1錠を指先で膣内の最も深いところに挿入してください。(就寝前に使用するとより効果的です。)また、錠剤を挿入するときには、患部と手指を石鹸できれいに洗いましょう。
加えて、途中で症状が消失しても、必ず6日間毎日続けて使用してください。途中で使用を中止した場合には、症状が一時的に治まったようにみえているだけで、完全に治っていないことがあります。
3日間使用しても症状が改善しない、または6日間使用しても症状が消失しない場合には医師の診察を受けてください。15歳未満または60歳以上の人は使用できません。生理中は使用しないでください。
副作用
エンペシドLは、使用方法を守って使用していれば、副作用がおこる心配はほぼありません。
ただ、使用後に局部に熱感・刺激感・かゆみ・発赤・痛みなどの症状がでたり、皮膚に発疹がでた場合には、副作用の可能性があります。
これらの症状があらわれた場合には、すぐに使用を中止して医師または薬剤師に相談するようにしてください。
まとめ
腟カンジダは、10代から50代の女性の5人に1人が経験したことのある身近な感染症です。ストレスやホルモンバランスの崩れ、免疫力の低下などわずかな体調変化によって発症や再発をしやすい病気でもあります。
初めて発症した時には、医療機関を受診して診断を受けるようにしましょう。再発の場合は、市販薬のエンペシドLを使って治療するという選択肢もあります。
症状があるのに病院へ行くのが面倒だからと治療せずにそのまま放置するよりは、自宅にいながら治療ができるエンペシドLが便利です。