お腹や二の腕などぜい肉を気にしてダイエットをする方もいますが思うように減少しないことがあります。体の新陳代謝が低下したり便秘をしやすい人は体重やぜい肉を落としずらいですが、漢方薬で改善することがあります。今回は、脂質代謝に働きかけるビスラットゴールドaの効果や副作用について解説します。
効果
ビスラットゴールドaは、8つの有効成分を配合した体の代謝を整えてぜい肉を落としていく漢方薬で、主に肥満症、常習便秘、神経症、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、胃炎などに効果を発揮します。
有効成分の柴胡(サイコ)は解熱・鎮静・解毒作用があり肝臓の代謝を高めてくれます。半夏(ハンゲ)は新陳代謝を高め体内を温めて胃腸の働きを活発にして胃炎などに働きかけます。
生姜(ショウキョウ)は半夏と同様に新陳代謝に関わり、体を温め発汗を促し浮腫みを取り除いてくれます。黄芩(オウゴン)は解毒作用があり、体内の毒素を排除して全身状態の改善に役立ちます。
芍薬(シャクヤク)には血管の働きを促し、代謝を改善して胃腸などの働きを整える作用があります。大棗(タイソウ)は体を温める作用や消化器系の修復に作用して胃腸機能を正常に保つ働きがあります。
枳実(キジツ)には便通を整え便秘や便秘による腹部膨満感に効果があります。大黄(ダイオウ)は瀉下作用があり、腸内細菌のバランスを保ち便秘や腹痛を改善してくれます。
5歳以上から内服可能で年齢に合わせた用法を1日3回食前か食間(食後2時間〜3時間)に内服します。漢方は空腹時の食前などに内服すると吸収率が高まり効果が得られ特徴があります。
生薬の効果でそれぞれの症状に対して効果が得られるでしょう。漢方は体質で選びますが、ビスラットゴールドaは体力が充実して便秘気味の方に適した漢方薬です。
副作用
生薬をメインに配合した漢方薬は副作用が少ないですが、注意を守らないと体調不良の原因になります。
主な副作用には、皮膚の発赤・発疹、痒みの他、激しい腹痛や下痢などがあります。このような症状が現れたら内服を中止して医師や薬剤師に相談して下さい。特に下痢の症状が強い時は内服を中止して専門家に相談するようにしましょう。
重篤な副作用が起こることは稀ですが、間質性肺炎など空せき、急激な息切れや発熱、息苦しさなどの症状に注意しましょう。肝機能障害では発熱、倦怠感、食欲不振、発疹、黄疸など症状が現れます。重篤な症状が現れた時は内服を中止して医師の診察を受けるようにします。
胃腸虚弱や下痢をしやすい人、体力のない方は医師や薬剤師に相談してから内服して下さい。他の瀉下薬(下剤)と併用してビスラットゴールドaを内服すると副作用に繋がります。
まとめ
ビスラットゴールドaは便秘を解消しながらお腹などのぜい肉を落としていく漢方薬です。ぜい肉は便秘が原因で起こることがありますが、適度な運動や食事療法で改善するように心がけましょう。このような方法で難しい時は漢方に頼ると効果的です。