
不整脈には命に関わるような重大な不整脈もあれば、放置しても問題のない不整脈があります。疲労やストレス、飲酒、食習慣が原因となって起こるものや病気が引き金となって起こる不整脈があるので注意が必要です。
不整脈は心臓疾患のある人だけに症状が現れるのではなく、高血圧症や肺疾患、甲状腺異常など病気がある人にも見られる症状です。
今回は不整脈の薬アミサリンの効果や副作用について解説します。
効果
アミサリンはプロカインアミド塩酸塩を主成分とする不整脈治療剤です。
上室性・心室性の期外収縮、陳旧性心房細動、新鮮心房細動、電気ショック療法との併用やその後の洞調律の維持のほか、急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防、上室性・心室性の発作性頻拍の治療や予防、発作性心房細動の予防、手術や麻酔に伴う不整脈の予防に用いられます。
心臓は刺激伝導系を介して脈が一定に保たれていますが、有効成分のプロカインアミド塩酸塩は異常になった刺激伝導系を抑制して不整脈をコントロールしてくれます。
アミサリンは、成人に対して1回0.25~0.5g(錠125mg:2~4錠、錠250mg:1~2錠)を、3~6時間ごとに内服しますが、症状や年齢により内服量は異なります。
不整脈の薬は医師の指示に従い内服するようにしましょう。
副作用
不整脈の薬は、重度の不整脈や心臓に負担がかかることがあるので、体調管理を行いながら内服するようにします。
主な副作用には、発熱、悪寒、発疹、好酸球増多などの過敏症、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢といった消化器系症状、頭痛、不眠、幻視、幻聴の精神神経系、白血球減少、血小板減少、貧血等血液値の異常など見られることがあります。
重大な副作用として、心室頻拍、心室粗動、心室細動、心不全など起こすことがあるので、心電図検査を行いQRS幅の異常な増大がないか、確認しながら内服するようにして下さい。
SLE様症状では、発熱、紅斑、筋肉痛、関節炎、多発性関節痛、胸部痛、心膜炎、胸水など見られることがあるので、状態を観察しながら内服するようにします。
無顆粒球症の初期症状に熱、咽頭痛、倦怠感があるので、観察を十分に行い異常がないか確認しながら内服するようにして下さい。
うっ血性心不全のある方や心筋梗塞、弁膜症、心筋症等など心臓に基礎疾患がある方、低血圧の方、肝・腎機能障害のある方、気管支喘息のある方、高齢者の方は症状が悪化することがあるので、慎重に内服するようにします。
併用薬ににも注意が必要で、モキシフロキサシン塩酸塩やバルデナフィル塩酸塩水和物、アミオダロン塩酸塩注射剤、トレミフェンクエン酸塩との併用は禁止となっています。
その他、β遮断薬やスニチニブリンゴ酸塩、アミオダロン塩酸塩経口剤、サルファ剤、シメチジン等の併用薬は薬に相互作用で効果が増したり、減弱することがあるので、併用薬の有無を必ず医師に伝えるようにして下さい。
まとめ
アミサリンは不整脈に効果的な薬剤です。
不整脈は心臓に基礎疾患があり起こることがありますが、生活習慣病から症状が進行して不整脈に繋がることがあるので、注意するようにしましょう。
また、病気のほかにもストレスや疲労、睡眠不足なども不整脈の原因になるので、普段から体調を整えるようにして下さい。