
心臓は体内に酸素や栄養素などを含む血液を運搬する重要な役割があります。
心臓の機能が低下すると血液や水分が体内に上手く循環されず、浮腫んだり、息切れや疲労感など症状として現れます。特に心筋梗塞や狭心症の既往歴のある方は正常な心臓の機能を失い、心不全に陥ってしまいます。
アカルディは心臓の機能を改善して血液の循環を促すことで負担を軽くする薬剤です。今回はアカルディの効果や副作用について解説します。
効果
アカルディはピモベンダンを有効成分とする心不全治療薬で、主に急性心不全、または軽度から中等度の慢性心不全の治療に用いられる薬剤です。
特に急性心不全においては利尿剤を投与しても効果が得られない時や慢性心不全では、利尿剤やジギタリス製剤の効果が得られない時に内服すると効果が得られます。
- 有効成分のピモベンダンは心臓の収縮力を高め、血液の循環を良くすることで息苦しさや疲労感など症状を緩和します。
内服方法は急性心不全では、1回2.5mgを内服しますが、症状に合わせてジギタリス製剤などと併用して1日2回内服することが可能です。慢性心不全では、1回2.5mgを1日2回食後に内服しますが、年齢や症状によって調節します。
慢性心不全もジギタリス製剤や利尿剤などと併用して内服します。
アカルディは医師の指示に従い用法・用量を守って内服するようにして下さい。
副作用
アカルディなどの治療薬は副作用が起きないように注意事項をしっかり守り内服するようにします。
主な副作用は動悸、悪心、心室性期外収縮、低血圧などです。その他、心房細動や頻脈、頭痛、頭重感、咳、息苦しさ、めまい、皮疹、尿酸値やBUNの上昇、貧血、倦怠感なども少ない頻度で見られることがあります。
重篤な副作用として心室細動や心室頻拍など緊急を要する不整脈が起こることがあるので、十分に観察するようにします。その他、肝機能障害や黄疸など見られたら内服を中止して医師の診察を受けるようにして下さい。
高齢者の方が内服する際は、腎機能や肝機能が低下している恐れがあり、副作用が出ないように少量から内服を開始します。
肥大型閉塞性心筋症、閉塞性弁疾患と診断された方や高度の房室ブロックなど重度の不整脈患者、重度の脳血管障害、肝・腎機能障害の方は慎重に投与するようにします。
アカルディを内服している期間は不整脈の出現に注意しながら血圧、心電図、心拍数、尿量など医師の指示に従い定期的に検査を行うようにして下さい。
まとめ
アカルディは心不全の方に処方される薬剤です。心不全にならないためには食事や生活習慣に気をつけ心筋梗塞や狭心症など心臓疾患にかからないように注意しましょう。
心臓の機能が低下すると改善するまで時間がかかったり、状態が悪化して深刻な病気に進行することもあります。心臓の病気は食事や運動制限に注意すると共に、定期的に医師の診察を受け経過観察を行うことが大切です。