
高血圧は自覚症状に乏しいため、健康診断を受けて血圧が高いと指摘され、高血圧症と気づく方もいます。
日頃から塩辛い食品を好んで食べる人や運動不足、肥満体型の方は高血圧症を発症する確率が高まります。高血圧症は心臓や脳血管などに負担をかけるため、脳出血や狭心症など重大な合併症を引き起こしてしまうことがあります。
今回は血圧を下げる薬剤、エカード配合錠の効果や副作用について解説します。
効果
エカード配合錠は2つの有効成分を配合した持続性アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬・利尿薬配合剤の薬剤です。
主に高血圧症の治療に用いられます。血圧が高くなる物質にアンジオテンシンⅡという体内物質が関係しています。
有効成分のひとつ、カンデサルタン シレキセチルがアンジオテンシンⅡの物質の産生を抑えて血管を拡張させ血圧を下げてくれます。
もう一方の有効成分であるヒドロクロロチアジドは体内に蓄積された余分な老廃物や塩分を尿と共に排出して血圧を低下させる効果が得られます。
2つの有効成分が同時に作用して血圧をコントロールしてくれます。
成人に対しては1日1回1錠を内服します。
エカード配合錠は血圧を下げる薬剤ですが、急激に血圧が下がる恐れがあるため、高血圧症治療薬の第1選択薬として用いることはありません。
副作用
血圧の薬はめまいや立ちくらみなどの症状や併用薬に注意するようにします。
主な副作用は、発疹、湿疹、蕁麻疹などの光線過敏症、めまい、たちくらみ、ふらつき、不整脈、頭痛、頭重感、不眠、四肢のしびれ感、悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、下痢、便秘、口渇など症状が現れることがあります。
重篤な副作用には血管浮腫が見られることがあります。
顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫れが認められたときは内服を中止して医師による適切な処置を受けるようにして下さい。その他、血圧の低下に伴うショック、失神、意識消失が現れることがあるので、冷感、嘔吐、意識消失などの症状に注意するようにします。
また、高カリウム血症や低ナトリウム血症など倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、意識障害等を伴うことがあるので状態を観察するようにして下さい。
肝機能値を示すAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等など肝機能障害にも注意しましょう。
血液の異常値や再生不良性貧血など血液障害なども起こることがあるので、血液検査などを行い状態を観察するようにして下さい。
他の利尿剤や血圧の薬、糖尿病の薬など内服している方は薬の相互作用で副作用に繋がる恐れがあるので、併用薬がある場合は、必ず医師に伝えるようにしましょう。
高齢者の方が内服する場合は、立ちくらみやめまいなど副作用が起こりやすので状態を観察しながら内服するようにして下さい。
まとめ
エカード配合錠は2種類の有効成分を配合した血圧を下げる薬剤です。血圧の薬は多種類ありますが、自己判断で用量を決めず、医師の指示に従い内服するようにして下さい。
気づかぬ間に高血圧症にかかっていることがあるので、内服療法と共に食事や生活習慣に注意して血圧をコントロールするようにしましょう。