
地方によって呼び方が違うほど身近な病気である「ものもらい」ですが、正しい対処法を知っていますか?間違った対処をしていると、場合によっては切開手術が必要になることもあります。正しいものもらいの治し方とはどのようなものかを解説していきます。
ものもらいの原因
ものもらいの原因となるのは、主にブドウ球菌などの細菌による感染です。外から帰ってきて、手を洗わないまま、目をこすってしまったりすると、手に付着している雑菌が目に感染し、炎症などを引き起こします。
このようなものもらいは「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼ばれています。痒みや痛みを伴うことがほとんどで、まぶたの外側にできることが大半ですが、中にはまぶたの内側にできることもあります。
もう一つの原因にはマイボーム腺が詰まってできるものもらいがあります。まぶたにしこりのようなものができるのが特徴です。このようなものもらいは「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と呼ばれています。
比較的自覚症状が無いことも多いのですが、違和感や痛みを感じることが多くあります。
ものもらいへの対処法
麦粒腫の場合、痒みや痛みがひどいときは、周辺部を冷やすことで一時的に症状を緩和することができます。
しかし、その後に感じる痒みなどは前よりも酷く感じることもあるので、できるだけ刺激を与えないようにすることが第一と言えます。
根本的には、感染している細菌を退治する必要があるので、目薬や軟膏、抗生物質によって治療を進めていきます。
軽い症状ならば、市販されている目薬や軟膏などで充分に対応できますが、中には厄介な細菌もいますので、医療機関で処方薬をもらったほうが早いうちに完治できるでしょう。
霰粒腫の場合、冷やしてしまうと逆効果のことがあります。マイボーム腺からは皮脂などが分泌されていますがこの塊を除去するには、温めたほうが効果的なのです。
温タオルで温めるのが一般的な方法ですが、入浴で全身をしっかりと温めて新陳代謝をあげることでも効果が期待できます。
原因が細菌感染ではないので、軟膏や目薬が効果を出さないこともありますので、注意しましょう。
軽い症状なら自然治癒で
ある程度、軽い症状なら、それほど深刻に考えることはありません。放置していても、自らの治癒力で治ってしまうことがほとんどです。
しかし、ひどい痛みを感じるような比較的重い症状の場合、しっかりと対処しなければ、治療に時間がかかってしまいますし、霰粒腫の場合は、切開手術によって溜まったものを除去する必要が出てきます。
無理に我慢はせずに、3日から4日経過しても症状が軽くならないなら、すぐに医療機関へ行き相談するようにしましょう。
最後に
ものもらいは、比較的身近な病気なので、軽く見てしまうこともあります。しかし、甘く見ていると場合によっては大掛かりな治療方法が必要になることもあります。
麦粒腫の場合、原因が細菌感染ですから、それが体内に侵入すると全く別の病気を引き起こすこともあります。
引き起こされる病気は感染した細菌によって異なりますが、多くの場合、重篤な感染症などになってしまうことがあるので、油断は禁物です。
自分で数日対応しても症状が改善しないなら、すぐに医療機関へ行くということを心がけましょう。