「帯状疱疹」という病気を誰でも一度は耳にしたことがあるかと思います。聞き慣れてはいるものの、どのような症状か、そしてなってしまったらどう対処すべきか…特に仕事は休むべきか、行っても大丈夫かについてまとめていきます。
帯状疱疹の症状は?
まず、帯状疱疹の症状をご説明します。帯状疱疹にかかると、皮膚にチクチクとした刺すような痛みを感じ、赤い発疹ができます。痛みは昼夜間と一日中時間を問わず襲ってくるといいます。
そして、この痛みが収まりかけてきた頃にかゆみが現れることもあります。帯状疱疹はその名の通り、帯状に発疹が現れますが、帯状疱疹であると判別するには、体の片側にできるという特徴を覚えておくと良いです。
帯状疱疹の原因は?
そもそも原因は何なのでしょうか。幼い頃に水疱瘡にかかったという人も少なくないと思います。
筆者も小さい頃兄弟してかかり、2人してミイラのように包帯グルグルの写真があります。この水疱瘡ウイルスは治っても体内から消えるわけではなく、存在し続けます。
そして、大人になっても身体の免疫力が下がっている時や疲れ・ストレスがたまっている時に復活し、皮膚に出てきてはウイルスを増やし水泡を作るのです。
帯状疱疹の症状として最もつらいのは痛みです。そして顔や体の見える部分に出てしまった場合は、その見た目も気になります。
会社は休むべき?
それでは、帯状疱疹になってしまった場合、会社は休むべきなのでしょうか?答えはイエスです。そもそも帯状疱疹にかかったということは、「体の免疫力が低下している」=「体が弱っているサイン」です。
帯状疱疹は抗ウイルス薬を医師に処方してもらい、皮膚に塗布する薬と併せて治療します。約1週間ほどで症状の回復は見られますが、できるだけこの期間、せめてかかってから数日は安静を保つべきです。
仕事を休めない場合の対処法は?
それでも忙しい現代人。帯状疱疹で仕事は休めない!という方もいると思います。その場合はどうすれば良いのでしょうか。
まずは、帯状疱疹が疑われる場合、真っ先に皮膚科に行き、症状を悪化させないためにも早めに抗ウイルス剤を飲みましょう。
そして、栄養のあるものを食べ、仕事に行きつつも無理は決してしないでください。なるべく早めに帰宅し、患部を温めてください。
稀にかゆみがある場合があり、冷感のある薬を塗布してしまうことがありますが、冷たさは痛みを増長させます。したがって、帯状疱疹のある部分はカイロなどを使ってでも温め、痛みを緩和させることが大切です。
まとめ
痛み、見た目、かゆみなどその症状から決してなりたくはない帯状疱疹。しかし、知らず知らずのうちに体は疲労に蝕まれているものです。
もし、なってしまった場合は、体が無理をしていたのだと理解し、なるべく休ませてあげましょう。そして、かからないためにも、普段から規則正しい生活、バランスのとれた食事や運動、睡眠、ストレス解消法をもつことが大事です。