イソバイドはイソソルビドとも言われ利尿剤の一種です。作用として体内の余分な水分を腎臓に引き付ける事により尿の量を増やします。間接的に内耳のリンパ液を排出し脳圧や眼圧を下げる働きがあるため、主にめまいの治療目的で使われるお薬です。
イソバイドを病気の治療薬として処方された時、お薬について正しく理解できるようにその有効性や副作用などについて見ていきましょう。
イソバイドの効果
イソバイドは利尿剤として使われるお薬ですが、その間接的な働きを利用してメニエール病の治療に用いられる事があります。
メニエール病の主な症状としてめまい、耳鳴り、難聴などがありますが、イソバイドを服用する事により内耳のリンパ液を正常化させて、その症状を改善する事を目的として使われます。
メニエール病の治療薬として以外にも脳腫瘍や頭部外傷時の脳圧の降下や、緑内障の眼圧降下、腎・尿管結石時の利尿をスムーズにするためにも使われます。
イソバイドの副作用
イソバイドの副作用は少ないとされていますが、吐き気や下痢、嘔吐などの消化器系の症状が報告されています。また、重大な副作用としてショックやアナフィラキシーのような症状(発疹、呼吸困難、血圧低下、動悸など)が現れる事があります。
すぐに服用を中止して医師に連絡しなければならない症状から、検査をしてみないとわからないものまでありますので、いつもと違う体調を感じた時にはすぐに受診した医療機関の医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
イソバイドの味はまずい?
イソバイドはシロップ製剤ですが、その味はあまり良いものではなく、独特の甘みや苦みがあり人によっては飲みづらいと感じるお薬です。添付文書には「水で2倍程度に薄めて経口投与する」となっています。
水でも若干苦みなどを和らげることはできますが、柑橘系のジュースやリンゴ酢、コーラなどと一緒に服用するのがお勧めのようです。
実際の体験談などをみると特にコーラやccレモンなどの炭酸水と一緒に飲むと、イソバイドの原液の苦い後味を和らげる事ができるようです。
イソバイドの正しい飲み方
イソバイドはお薬ですので基本的には水で飲むのが正しい飲み方と言えます。しかし、飲みづらい味を毎回我慢して飲み続けるのも辛いものですから、混ぜて飲んでも問題のない飲料水を医師や薬剤師に相談しておくと安心ですね。
まとめ
イソバイドはめまいの治療や体内の余分な水分を排出するために用いられるお薬です。
独特の味があり飲みづらいですが、コーラなどの飲料水と一緒に飲む事で緩和せる事が可能ですので、医師に相談したうえで是非ためしてみてくださいね。
また、消化器系の副作用が出る可能性のあるお薬ですので、服用中に体調の変化が現れた時には副作用を疑い病院を受診するようにしましょう。