ガスピタンはお腹のガスだまりや便秘などによる張りや、膨満感などの不快な症状を改善してくれる市販薬です。飲みやすいヨーグルト味で水なしで飲めるので気になる症状がある時に便利なお薬です。
ガスピタンは腸内の細菌のバランスを整えながら、消泡剤や消化酵素で胃腸に溜まってしまったガスを取り除いてくれるお薬で、個人差はありますが、服用してから30分ほどで気になる症状に効果が現れます。
どのお薬も万人に効果が必ず現れるとは言えない面がありますが、このガスピタンについて、薬の効果が感じられない時はどのような事が考えられるのでしょうか。その原因や対処法について併せて調べていきましょう。
まず、ガスピタンの詳しい効果や副作用を知りたい場合はこちらをご覧ください。
ガスピタンが効かない時に考えられる原因
どの種類の薬にも効き目には個人差があるのですが、ガスピタンの効果の現れ方の違いはどのような事でしょうか。
ガスピタンにはフェカリス菌・アシドフィルス菌・ビフィズス菌の3種類の乳酸菌が配合されていますが、その乳酸菌が腸内でしっかりと働いてくれなければ薬の効果は十分に得られません。
つまり、腸内環境が元々あまり良くなく、悪玉菌が多い場合はガスピタンの効き目が弱くなってしまう原因になります。
また、便秘の改善のために服用した場合他の刺激性の便秘薬と比べて効き目が現れるまでに少し時間がかかってしまいます。そのため、効き目がないと感じてしまう場合があるかもしれません。
ガスピタンが効かない時の対処法
ガスピタンが効かない時に考えられる原因の一つとして腸内環境の違いがあります。
腸内環境によって薬の効果に差がある事がわかっていますので、お薬の効果が出やすい腸に改善していく事が大切です。
腸内環境の改善には「食生活の改善」「適度な運動」「ストレス解消」の3つがポイントです。
悪玉菌が腸内で繁殖すると善玉菌の働きが悪くなってしまいますので、それを防止するため食物繊維やオリゴ糖などを含む食品を多く摂るように心がけ、適度な運動で腸の蠕動運動を高めましょう。
また、緊張やストレスは腸の働きを鈍くしたり善玉菌が減少したりします。ストレス緩和のための自分なりの手段を持つようにすると良いでしょう。
まとめ
ガスピタンは腸内のガスだまりを改善したり、腸内環境を整える働きで不快な症状を抑えてくれるお薬であり、しかも副作用が少ない安心して飲めるお薬です。
しかし、常に薬の力を頼ってしまうのは腸にとって根本的な改善とはなりません。辛い時には薬の服用も必要ですが、食生活や生活習慣を見直してガスや便秘に悩まない腸内環境をつくっていけるように普段から心がける事が重要と言えるでしょう。