
風邪をひかないためには規則正しい生活や栄養バランスの良い食事を摂取することが大切です。風邪薬にはたくさん種類があり、解熱作用や喉・鼻の症状など全ての症状にまんべんなく効くように薬剤を配合してある薬もあります。
ベンザブロックSは風邪の症状でも鼻水や鼻づまりに効くように作られた風邪薬です。今回は、ベンザブロックSの効果や副作用について解説します。
効果
ベンザブロックSは8つの有効成分を配合した鼻水・鼻づまりに効果を発揮する風邪薬です。風邪の諸症状に効果があり、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳、痰、くしゃみ、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛みなど緩和してくれます。
風邪症状の中でも特に鼻水、鼻づまり、咳などに効果があります。アセトアミノフェンは解熱鎮痛効果があり、ヨウ化イソプロパミドは鼻水が出る神経伝達物質の作用を阻害して鼻水が出るのを防いでくれます。
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩はくしゃみ、鼻水の症状を緩和して、トラネキサム酸は抗炎症作用で喉の痛みや粘膜の赤みを和らげてくれます。
ジヒドロコデインリン酸塩には咳を司る神経の興奮を鎮めて咳が出るのを抑えてくれ、dl-メチルエフェドリン塩酸塩は気道の通りを良くすると共に痰作用も期待できます。
無水カフェインはこれらの薬の作用を高めながら頭痛を和らげてくれる効果があり、ビタミンPの一種としてヘスペリジンも配合されています。
7歳以上から内服可能で、年齢により用量が異なります。7歳〜14歳までは1回1錠、15歳以上では1回2錠を1日3回食後に内服します。
副作用
風邪薬で副作用が起きることは少ないですが、念のため副作用の症状に注意しながら内服するようにしましょう。ベンザブロックSでは皮膚に発赤や発疹、痒みが起こることがあります。
消化器系では悪心・嘔吐、食欲低下、胸やけなどが見られ、その他、頭痛やめまい、排尿困難、顔のほてり、体温低下などが起こることがあります。
重篤な副作用が起こることはめったにありませんが、ショック(アナフィラキシー)に注意するようにして下さい。内服後に皮膚の痒み、蕁麻疹、くしゃみ、声のかすれ、喉の痒み、息苦しさ、意識混濁など見られたら直ちに医師の診察を受けるようにして下さい。
そのほか、発熱や全身倦怠感、発疹、黄疸など肝機能障害や尿量の減少、体の浮腫みなど腎障害の症状が見られたら内服を中止して医師の診察を受けるようにして下さい。また間質性肺炎や喘息と言った症状にも注意するようにしましょう。
他の風邪薬や乗り物酔いの薬、アレルギー性鼻炎などの薬と併用すると副作用の原因となりますので他の薬と併用して内服しないようにして下さい。
持病で甲状腺機能障害や糖尿病、高血圧、心臓・肝臓・腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障、脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎などがある場合は医師の指示に従い内服するようにします。
併用薬があり独自の判断でベンザブロックSを内服すると症状が悪化したり副作用が起こる確率が高くなります。他に併用薬がある時は専門家に相談したから内服するようにしましょう。
まとめ
ベンザブロックSは鼻かぜの症状に買うかのある風邪薬です。鼻づまりや鼻水は不快な症状で鼻づまりから頭痛や頭重感を引き起こしてしまうこともあります。風邪をひいた時は無理せず水分補給や栄養の良い食事でたっぷり休養するようにしましょう。