保育園に通うお子さんがいる家庭では、お馴染みの病気、中耳炎。お仕事をしながら育児を頑張っている方にとって、保育園への登園許可がいつ出るのか気が気でない場合もあるかと思います。ここでは、そんな中耳炎で保育園への登園許可が出るまでの期間や対応方法についてまとめていきます。
保育園は休むべき?
まず、そもそも、中耳炎は保育園を休まないといけないのでしょうか?これについては「正解はない」と言えるかと思います。
というのも、中耳炎にも軽症から重症なものまで個人差があり、また親御さんの職場環境によって、どの程度お仕事の都合がつくのか、あるいは身近にお子さんの保育を手伝ってくださる方がいるのかなどなど、それぞれの状況があるためです。
また、中耳炎そのものについては、インフルエンザなどのように法律で決められた登園禁止の病気ではありません。ですので、絶対に休まなければならない訳ではありません。
しかし、中耳炎はお子さんにとっては辛い症状がありますし、風邪などによって中耳炎になることが多いため、熱や痛みがある時はお休みするのがよいのではないでしょうか。
登園許可が出るまでの期間
基本的には、熱や痛みなどの症状が治まれば登園できるかと思いますので、おおよそ1日〜3日程度お休みすることが多いでしょう。
しかし、中耳炎は耳垂れが出ますので、耳垂れが出ている時はそれから他のお子さんへ風邪などをうつしてしまう可能性もありますし、無理をすると症状がぶり返したり悪化したりしますので、お子さんの様子をよく見て登園を考えましょう。
自己判断が難しい場合は、耳鼻科や小児科の医師へ相談するのもよいでしょう。保育園によっては、登園許可を医師からもらってくるように言われる施設もあるようですので、確認しておきましょう。
保育園への対応方法
まずは、保育園の先生にお子さんが中耳炎になったことをきちんと伝えておきましょう。
中耳炎は、風邪に伴う鼻水などが原因でなることが多いため、鼻水が出ていればこまめに取ってもらえるようにお願いしましょう。
また、内服薬などが処方されており、昼食後にもお薬がある時は、耳鼻科や小児科にて書類を書いてもらうなどして、保育園でも確実にお薬が飲めるようにしましょう。
中耳炎の時は、体調も万全ではないため、家庭と保育園と協力しながら、お子さんの体調管理をしていくのが大事です。
まとめ
中耳炎は、ひどくなると毎日通院が必要になったり、入院が必要になったりする、侮れない病気です。風邪の時は鼻水をしっかり取ってあげたり、鼻をかめる年齢になったら練習をするなど、日頃からも予防に取り組んでいると安心ですね。