
寒い時期になってくると様々な風邪が流行り始めます。冬に風邪を引きやすくなる原因に鼻やのどの粘膜が乾燥しやすくなることがあります。乾燥すると粘液の分泌が減り、ウイルスを排除する力が低下してしまいます。
そして、ウイルスが鼻やのどにつきやすくなって風邪を発症してしまうのです。今回はその中でも上咽頭にウイルスなどがついて炎症が起こる上咽頭炎の症状について紹介します。
上咽頭とは
咽頭は大きく上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つに分かれています。上咽頭は鼻とのどの間に位置する部分で、のどちんこ( 口蓋垂 )から扁桃までの間をいいます。
口を開けただけでは見えないところなので、自分で鏡を使ってなんとか見ようとしても良くわかりません。耳鼻科などの専門医を受診すると、喉頭鏡か鼻から入れる内視鏡などを使って詳しく検査してもらえます。
上咽頭炎の症状一覧
上咽頭炎は飛沫感染、接触感染などの感染経路を経て、上咽頭に細菌やウイルスがつき発症します。まず、侵入したウイルスを排除するためにクシャミや鼻水が現れます。
それがのどの方にまわって炎症を起こします。またウイルスの増殖を抑えるため、粘膜が炎症を起こして痛みや腫れなどの症状が出てきます。
上咽頭炎の主な症状は…
- 鼻とのどの間の痛み
- のどのイガイガ感
- のどの痛み
- 鼻とのどの間が乾いてはりつくような感じ
- 鼻がのどに回る
- 鼻や痰がのどに張り付く
- のどに塊みたいなものが付いて取れない
- 咳払いが多くなる
- 口臭がする
- 熱が出る
- 乾いて空咳が出る
などになります。長引いてくると頭痛や重苦しい感じ、肩こり、耳閉感などが現れる場合があります。
上咽頭炎の疑いがあるときは
のどが痛くて内科へ行くと「風邪ですね」と言われることが多い上咽頭炎ですが、他にも上記のような症状があるときは内科へ行くより耳鼻咽喉科で診察を受けた方がわかりやすい場合があります。
耳鼻咽喉科では喉頭鏡という鏡でのどの方から鼻の裏側などを見ます。見えにくい人や炎症の場所が特定できないときは、鼻から入れる細い内視鏡を使って見ると、より正確に診断することができます。
内視鏡というと驚いて尻込みしてしまう人もいると思いますが、喉頭鏡で見るよりも楽に検査できます。
まとめ
普通の風邪だと思っていたら上咽頭炎だったということがよくあります。そのまま気がつかないうちに治ってしまえば何も問題はありませんが、いつまでもさっぱりしないようなら耳鼻咽喉科などでしっかり治療してもらいましょう。早めに受診することで慢性化を防ぐことができます。