帯状疱疹になると皮膚に赤いぶつぶつができ、痛みやかゆみといった症状が現れます。ここでは、そんな帯状疱疹の症状に効く市販の痛み止め・かゆみ止めを紹介していきます。
目次
帯状疱疹とは
帯状疱疹は主に50代以上になってくると発症しやすい傾向があるようですが、最近では、20代から30代でも発症するケースが増えているようです。
帯状疱疹は、水痘という帯状疱疹ウィルスによって発症します。このウイルスは、水疱瘡を引き起こすウイルスと同じもので、ヘルペスウィルスの一種です。
発症のメカニズム
水疱瘡にかかった経験がある場合、発症する恐れはほとんどないと言えます。
ですが、このウィルスは水疱瘡が完治しても関節部分に潜んでいることが多く、ストレスや加齢などによって免疫力が低下すると発症してしまいます。
帯状疱疹を完治するには、病院で専用の薬を処方してもらわないと、まず治ることはありませんので、症状に心当たりがある場合は、皮膚科へ行って適切な処置を受けましょう。
とはいえ、対所方針の薬はとても効果ですので、費用をおさえるためにも市販されている痛み止めで代用することもできる場合があります。
おすすめの市販薬一覧
ロキソニンS
ロキソニンSは、最近になって気軽に購入できるようになった鎮痛剤です。病院で処方されるロキソプロフェンナトリウムとほぼ効果は変わりありませんので効果はお墨付きです。
また、ロキソニンSについてもっと知りたいという方は、下記の記事をご覧ください。
ロキソプロフェン
こちらもロキソニンSと同様に第1医薬品に分類されている鎮痛剤で、効果は病院で処方されるものと変わらない薬となっています。
通常ロキソニンSよりも安価で販売されていることが多いようですが、製薬会社の違いというだけで、有効成分に違いはありません。
バファリンプラスS
解熱鎮痛剤として有名なバファリンですが、このバファリンプラスSは、アセトアミノフェンやアスピリン、カフェインが配合されている鎮痛剤です。
アセトアミノフェン単体での鎮痛効果は弱いものですが、アスピリンとカフェインで鎮痛効果を高めています。
また、バファリンプラスSについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ノーシンホワイト錠
アセトアミノフェンに、カフェインとエテンザミドを加えたACE処方といわれる鎮痛剤です。アスピリンの代わりにエテンザミドを加えることで、胃腸への副作用や負担を減らしている鎮痛剤です。
また、ノーシンホワイト錠については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
新セデス錠
新セデス錠も、ノーシンホワイトと同様にACE処方と言われている鎮痛剤ですが、他に配合されている成分によっては効果が薄いことがあります。
また、新セデス錠については、こちらの記事でも詳しく紹介しております。
市販薬を使う際の注意点
帯状疱疹になるとかゆみを伴うことがありますが、かゆみ止めを使うのはおすすめできません。
かゆみ止めには通常ステロイド系の成分が含まれており、この成分によって免疫力がさらに低下することがあり、症状が長引くからです。
かゆみを止めるために、有効なのは患部を冷やすことです。患部が冷えることで血流が抑えられ、かゆみも軽減されるというわけです。
最後に
帯状疱疹を完全に治そうと思ったら、皮膚科への受診は不可欠です。帯状疱疹はウイルスによって引き起こされるので、抗ウィルス薬を処方してもらわないと本格的に治すことはできないためです。
症状が軽いうちは市販薬で痛みやかゆみが抑えられることもありますが、あくまでも一時的なものだと考えて、早めに皮膚科を受診しましょう。