
汚れた手で目をゴシゴシとこすってしまうと、ものもらいが出来ることがあります。とくに小さい子どもは花粉症などで目のかゆみを感じると、がまんできずに目をこすります。
ものもらいになると、眼帯をしたほうが良いと考える人もいるかと思います。今回は、ものもらいのときの眼帯の使用について、また、コンタクトレンズを装着しても良いのかなどを調べてみました。
ものもらいはどのくらいで治る?
ものもらいはまぶたにある脂や汗を出す腺に黄色ブドウ球菌がついて炎症を起こす麦粒腫と、マイボーム腺がつまってしこりが出来る霰粒腫があります。
麦粒腫の治療は、一般的に抗菌の目薬や眼軟膏が処方されますが、ひどい場合は抗菌物質の飲み薬を飲んだほうが良いときもあります。ほとんどの場合、約1週間程度で落ち着いてきます。
霰粒腫の場合は毎日数回、温湿布を貼ります。その方が治りが早くなるからです。そのまま放っておいても、だいたい1カ月くらいで吸収されて治ってきます。
どちらの場合も、ひどくなると切開して膿を出すこともあるので、ものもらいが出来たら早めに眼科に行っって診察してもらいましょう。
眼帯をしたほうが良いのか?
ものもらいが出来ると、目を守るために眼帯を付けたほうが良いと思われがちです。しかし、眼帯を安易につけることは、良くありません。眼帯を付けると片方の目が全く見えない状態になります。
そうすると形態覚を完全に遮断してしまうので、視力の発達途中の乳幼児から10歳くらいまでの子どもに弱視が見られることがあります。
眼帯を付けている期間が短い場合でも同じです。1日でも目を眼帯で覆ってしまうと、その後で覆われたほうの目は矯正しても充分な視力が出ない場合が多いのです。
大人でもよほどのことがない限り、眼帯を付けないほうが良いでしょう。
コンタクトレンズについて
基本的には、ものもらいが出来たらコンタクトレンズは装着しないほうが良いでしょう。
汚れたコンタクトレンズは、ものもらいの治療を長引かせたり悪化させてしまうことがあります。特に赤みや腫れがあるような急性炎症がみられる場合は落ち着くまではメガネにかえてください。
また普段でも、予防のために目の周りを清潔にしておくことが大切です。コンタクトレンズはきちんと消毒して、雑菌がつかないようにしましょう。
また、コンタクトレンズを使用するときは、手指をキレイにしてから脱着するようにしましょう。ものもらいだけではなく、様々な眼病予防にもなります。
ものもらいの予防対策
ものもらいは主に黄色ブドウ球菌という細菌によって発症します。黄色ブドウ球菌は生活空間の中や私たちの手指、喉や鼻の中、皮膚などの様々な場所に存在しています。
普段健康なときは何ともなく過ごしていても、風邪を引いてしまったり、寝不足が続いたりして体の抵抗力が弱まるとものもらいが出来やすくなります。
普段から体力をつけて細菌に負けない体をつくることが大切です。
その他にも女性の方は、目のふちに描くアイラインやマスカラなどで目を傷つけたり細菌がつきやすくなったりします。
アイメイクをするときには、目の中に触れないように気をつけましょう。メイクを落とすときにも、ゴシゴシとこすることは良くありません。
蒸しタオルでよく温めてからそっと拭うようにしましょう。刺激のある食べ物や、エビやカニなどの甲殻類もものもらいを起こしやすくする傾向があります。
過度のアルコールも炎症をひどくしてしまいます。炎症が見られるときは避けるようにしましょう。
最後に
ものもらいが出来たら自分で判断せずに、早めに眼科へ行って診てもらいましょう。大切な目を大事にしましょうね。