
鼻水や鼻づまりがあると鼻がムズムズして落ち着かず、集中力や注意力もなくなってしまいます。アレルギー性鼻炎の原因は、花粉やハウスダスト、ダニなど、人によってさまざまです。
花粉症というと春先に多いイメージがあるかもしれませんが、アレルギー性鼻炎の原因になる花粉は、スギやヒノキだけではありません。1年中、いろいろな植物の花粉が飛んでいます。
ブタクサが原因の花粉症の人は、夏に症状がでます。さて、今回は、花粉症をはじめとする鼻炎の治療薬のパブロン鼻炎錠Sの効果や副作用について説明していきたいと思います。
効果
パブロン鼻炎錠Sは、アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎によっておこる鼻水や鼻づまりなどの症状に効果的に作用します。また、鼻炎に伴うなみだ目や喉の痛み、頭重感の改善にも効果があります。
有効成分の塩酸プソイドエフェドリンには、血管を収縮される作用があり、鼻の粘膜の充血や腫れをおさえることによって、鼻づまりを改善します。
また、マレイン酸カルビノキサミンは、抗ヒスタミン作用により、くしゃみや鼻水、鼻づまりをおさえ、ベラドンナ総アルカロイドの分泌抑制作用によって、鼻水の分泌をおさえ、なみだ目を改善します。
加えて、無水カフェインには、鼻炎にともなう頭重感をやわらげる働きがあります。
使用方法ですが、15歳以上の人は、1回2錠を1日3回、水またはぬるま湯で服用してください。7歳~14歳の人は、1回1錠を1日3回服用してください。7歳未満の人は服用できません。服用する間隔ですが、4時間以上おいてください。
副作用
パブロン鼻炎錠Sは、副作用のほとんどないお薬です。ただし、皮膚の発疹・発赤やかゆみ、吐き気・嘔吐、食欲不振、めまい、不眠、神経過敏、頭痛、顔のほてりなどの症状が出た場合、副作用の可能性があります。
このような症状があらわれたら、服用を中止して医師または薬剤師、登録販売者に相談するようにしてください。ごくまれに、重篤な副作用として急性汎発性発疹性膿疱症がおこることがあると添付文書に記載されています。
通常の服用では過度に心配する必要はありませんが、重篤な副作用を疑う症状があらわれた場合には、すぐに医療機関を受診して医師の診察を受けるようにしてください。
まとめ
鼻炎で鼻づまりや鼻水などのつらい症状があると、日常生活の質を落としてしまいます。症状は我慢せずに、上手に薬を利用して、快適な生活をしましょう。
アレルギー性鼻炎の場合は、アレルギーの原因となるものを避けることで、症状を軽くすることができます。
花粉が原因の場合は、マスクが効果的です。ダニやハウスダストが原因なら、こまめに掃除をしましょう。部屋だけでなく、寝具類にも掃除機をかけるとより効果があります。