
鼻炎で鼻水がとまらない、鼻がつまって呼吸がしにくい。こんな症状があると落ち着かないですよね。それに授業中や会議の席では、なかなか鼻をかむこともできず、勉強や仕事にも集中できません。鼻炎は鼻の粘膜が炎症をおこした状態です。
風邪をひいたときや花粉症などのアレルギーでは、急性鼻炎がおこります。今回は、そんな急性鼻炎の症状におすすめのパブロン鼻炎カプセルSの効果や副作用について解説していきます。
効果
パブロン鼻炎カプセルSは、鼻炎の諸症状の緩和に効果がある持続性の鼻炎治療薬です。早く溶ける顆粒とゆっくり溶ける顆粒の2種類がカプセルに入っているので、薬の効果が長く続きます。
急性鼻炎、アレルギー性鼻炎によるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、頭重(頭が重い)の緩和に効果があります。
有効成分の塩酸プソイドエフェドリンには血管を収縮する作用があるので、鼻粘膜の充血やはれをおさえ、鼻づまりを改善します。
マレイン酸カルビノキサミンには、抗ヒスタミン作用があります。くしゃみや鼻水、鼻づまりを緩和します。ベラドンナ総アルカロイドには分泌抑制作用があり、鼻水の分泌をおさえます。
リゾチーム塩酸塩は酵素剤で、鼻粘膜の腫れをしずめる働きがあります。無水カフェインは、鼻炎に伴う頭重感をやわらげます。
15歳以上の人は、1回2カプセルを1日2回服用してください。食前・食後など服用するタイミングはいつでもかまいませんが、12時間ごとに服用してください。
15歳未満の人は服用してはいけません。リゾチーム塩酸塩は卵白由来のタンパク質成分なので、卵アレルギーの人は服用しないでください。
副作用
パブロン鼻炎カプセルSは副作用のほとんどないお薬です。ただし、皮膚の発疹や発赤、かゆみ、吐き気、嘔吐、食欲不振、めまい、頭痛、顔のほてり、異常なまぶしさなどの症状は副作用の可能性があります。
このような症状がみられたら、服用を中止して医師または薬剤師に相談するようにしてください。
まれに、ショック(アナフィラキシー)や皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症などの重篤な副作用がおこることがあると添付文書に記載されています。
このような症状がみられた場合には、すぐに医療機関を受診して医師の診察を受けてください。
まとめ
アレルギー性鼻炎は花粉症だけではありません。ハウスダストやダニなどさまざまな物質がアレルギーの原因になります。
アレルギーの原因物質を避けることが最良の予防方法ですが、原因物質を完全に除去することは難しいでしょう。しかし、薬を服用すれば症状をやわらげることはできます。我慢せずに、上手に薬を利用しましょう。