やけどをしてしまったら、まずは家庭にある常備薬での治療を考えることでしょう。軽度なやけどならば、市販の薬も効果を発揮します。市販されているやけど用の薬も用途によって種類があります。
突然やけどを負ってしまい応急処置をしようとしても家には常備薬がなく、病院も診療時間外などの場合は、お店に市販薬を買いに行かなければなりません。
ドラッグストアには深夜営業の店舗もあります。お店によってはすべての薬を取り扱っているとは限りませんので何種類かの薬を知っておくとお店に行って右往左往することもありません。
ここでは、やけどの薬におすすめの市販薬を一覧にして紹介していきます。
オロナインH軟膏
やけど用の薬は常備していなくても、オロナインなら常備している家庭は多いのではないでしょうか?軽いやけどならばオロナインは効果を発揮します。
1度のやけどなのか、2度のやけどなのかを自分で判断できない場合は、オロナイン軟膏を患部に塗ってラッピングし、応急処置をした後で病院に行くのがよいでしょう。水で冷やしたあとに塗布するよいです。
また、オロナインH軟膏については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ドルマイシン軟膏
殺菌や菌の増殖を抑える効果のあるパシトラシンとフラジオマイシンという抗生物質を含んでいるので、やけどによる化膿に効果的です。
また、ドルマイシン軟膏については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ベトネベートN軟膏AS
強い抗炎症効果を持ったベタメゾン吉草酸エステルというステロイド成分と細菌の繁殖を抑える抗生物質フラジオマイシンが配合されてるので、やけどによる炎症を抑えてくれます。
加えてステロイドには皮膚細胞の増殖を抑える効果があり、治療の妨げになることがあるので注意が必要です。ステロイド配合の薬は、即効性はありますが、長期に渡る使用は避けることが大切です。
また、ベトネベートN軟膏ASについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
アットノン
ヒルドイドというヘパリン類似物質が配合されており、皮膚の保湿力を取り戻して炎症を抑える効果があり、やけどの傷跡のケアにおすすめです。加えて、ヒルドイドには血行を促進する効果もあります。
また、アットノンについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
メモA
皮膚の再生や修復を助け、傷跡を徐々に目立たなくしたりする効果のあるアラントインが配合されており、やけどの傷跡ケアに効果的です。また、アラントインには炎症を抑える効果もあります。
また、メモAについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
一般用医薬品は要指導医薬品、第1〜3類医薬品までの4種類に分類されていますが、第2類の医薬品の中で副作用などの安全上の注意を要するものは指定第2類医薬品に分類されています。
ここで紹介した薬はすべて第2類医薬品に分類されますので、薬剤師不在のお店でも購入できます。薬を購入する際はできる限り薬剤師に相談することをお勧めしますが、そうでない場合も薬の添付文書をよく読むことが大切です。
また、やけどを一般市販薬で治療できるのは最も軽度な1度のやけどに限られることも覚えておきたいものです。