1度は耳にしたことのあるエタノール。ほとんどの人が名前は知っているが使用したことがないのではと思います。この消毒用エタノールはカビに効果があるのでしょうか?おすすめの使い方と併せて紹介していきます。
消毒用エタノールとは
エタノールはエチルアルコールとも呼ばれるお酒の主成分です。殺菌効果がり消毒用として使われます。
精製水で薄めた80%のエタノールが殺菌・消毒作用が最も高く、市販の消毒用エタノールはこの濃度に設定されているものでそのまま使用できます。また、水や油に溶けやすい性質を持っており、揮発性が高い為、カビ防止にも使われます。
エタノールの効果は?
エタノールはカビのたんぱく質を分解するので、カビを根から分解し根絶します。それだけでなくカビ予防としても使えます。エタノールには2種類あり、99%の無水エタノールと精製水で薄めた80%の消毒用エタノールがありますが、水を含まない無水エタノールは殺菌効果がありません。
エタノールが殺菌・消毒効果があるからと言っても、カビに100%効果的かとは言いきれません。揮発性が高いので揮発したら殺菌力が低下します。
またカビ胞子も拭き取っても残っていたら残った胞子から発生します。発生してからの対処より、発生する前に対策として何度もこまめに使用する方がカビ発生を防ぐ目的としては効果が高いと思います。
どうやって何に使えばいいの?
エタノールの基本的な使い方はタオルに吹き付けて拭き掃除をするのと、スプレーボトルで汚れなどに直接吹き付けて使う方法の2通りがあります。
殺菌・消毒作用があり速乾性の高いエタノールは浴室やトイレの水周りにはカビ防止としてスプレーで吹きかけて自然乾燥できます。
また、調理器具や食器、布巾を洗った後の仕上げ、換気扇やガスコンロの油汚れにも使えます。(引火しやすいので火の周りは避けた方がいいかもしれません)
カビ防止として使用できるので食中毒の予防にもなります。電化製品の場合は故障の原因となるので乾いた雑巾(きれいな物を使用)に吹き付けてふき取ります。
その他カビの発生した畳にスプレーしてふき取る、下駄箱のカビ予防にスプレーするなど使い方はシンプルかつ多くの場所に使用可能です。万能のエタノールも使用にあたっての注意点がいくつかあります。
皮やスチロール製品は変色する、ニス塗家具はニスがはがれるので使用しない、塩素系漂白剤とは混ぜない、引火しやすいので使用・保管の際は火気に注意する、揮発性が高いので通気性の良い場所で使用し、保管は密封して冷暗所ですること。以上を気を付けてご使用ください。
まとめ
いかがでしたか?エタノールのすごさを知りすぐにでも薬局に行って購入しようと思われた方もいるでしょう。この万能でエコなカビ予防できる掃除道具エタノール、ぜひお試しください!